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テーマ:最近観た映画。(39856)
カテゴリ:映画・旅行・その他
観て来ましたが… うううぅ~ん、久しぶりにお金返して…と思ってしまった… 別に営業妨害するわけじゃあないのだけど。 「ハリーポッターとアズカバンの囚人」の監督の アルフォンソ・キュアロン監督だから楽しめるかなと思いましたが… P.D.ジェイムスの原作がうまく消化されてなかった感じがします… せっかくクライブ・オーエン、ジュリアン・ムーアと素敵な キャスティングでしたがそれも生かしきれませんでしたね。 ストーリーが飛躍しすぎなので、どこに本質があるか見えにくいです… すごく凝ったアングルが多いのに、アングルや、ルポライト的なロングショット とかの方に目的や満足感がいってしまったのでしょうか。 人間が生殖機能を失って何十年かしてからの初めての妊娠した女性を、 ある活動家が命を賭けて守る、というストーリーですが、 すべての設定に無理がありすぎて、それでいて妙に現実味があるから 完全なるミステリーとして物語に入りずらい… 常に打ち合い=ドンパチ、ドンパチで、ストーリーの8割が 銃撃戦です。敵か味方もわけわかりません。 あっけなく皆殺されていきます。 今のこういう時代だからこそ、無駄に殺しあうという 殺伐とした作品はあまり見たくなかったです。 たった一つの命の大切さを訴えたかったから その他大勢は、どんどん死んでいってもいいのか… という気にさえなってしまいました。 トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」のような 見るからに超娯楽大作だと、現実味も薄くて 人が死のうがビルが壊れようが、タコの怪獣が出ていたりで 楽しめるのですが、 このイギリス映画の持つ重みみたいのが加わると、 変なリアリティが増して、批判的になってきてしまうんですよねぇ。 お国柄の違いかしら… でも、原作「人類の子供たち」は相当おもしろそうなんです。 原作のあらすじを読んでみるとかなり原作より大雑把に作られていたり、 話も少し変わっている感じですね。 政治的な陰謀、というのがほとんど映画では描かれていませんでした。 原作:人類の子供たち 読んでみたい… トゥモロー・ワールド オフィシャル・サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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