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テーマ:着物生活を楽しく♪(1689)
カテゴリ:映画・旅行・その他
昨日は内弟子が知り合いのマネージャーの応援で 大きな演奏会にデビューさせていただきましたので お祝いにキモノで横浜・関内まで駆けつけました。 で、本日はキモノのお話。 盛夏に着る着物の代表としては浴衣がありますが、 正式な夏のキモノには、絽、紗、上布(麻)、縮み(麻) 等があります。 盛夏と言うのは7月と8月の事です。 絽は一段ごとに間をすいて織り上げてあるので 縞々に生地が透けています。 薄くて羽衣のようにしなやかで大変に涼しく、 冷房の効いた部屋ではむしろ寒いほどです。 紗は蚊帳のように全体に透けていて張りとツヤのある生地です。 生地に非常に糊が効いていますから 絽ほどは風を通しませんが軽くて見た目の涼やかさは一番です。 上布と縮みは両方麻素材のもの。 縮みは楊柳のように生地にうねりがあるので肌にぴったり 張り付かず、汗もすぐ乾き、丈夫で洗濯もできますから 大変重宝です。難点と言えば価格が高いのと生地に重みがあることです。 でも上布になるとそれはしなやかで軽いです。 ***************************** 夏の私はいつも麻、というほど麻ばかりです。 だって家庭でも洗えますから。 ですが、昨日はお祝いという事もありましたから カジュアルな麻ではなく、シルク… 少しアンティークな模様の絽の小紋にしました。 帯は現代物の絽綴れのものです。 キモノが絽ですから長襦袢も絽です。 麻の長襦袢はいけませんしごわついて合いません。 ただ下着=肌襦袢は麻を使っています。 足袋も麻。 ******************************** 盛夏の和服は以前も申し上げましたが 下着と足袋を麻にする事。 それと、衿元の作り方で涼しさが変わります。 上の画像のように相当衣紋を抜いてしまいます。 そして、襟合わせもゆったりさせて、 あまり詰めないようにした方が涼しげです。 それと、盛夏のキモノはおはしょりを普段より短めに 仕立てます。 これだけで涼しさが増します。 おしゃれな方は夏物は対丈(ついたけ)といって おはしょりが帯の下に出ないほどに詰めて仕立てます。 私は浴衣などで身丈の短いものをオークションなどで 買い求めますが、すっごく涼しいですね。 知り合いの京都のアンティークショップから キモノを選んでいただいて買うことが多いですが、 そのご店主曰く、 「盛夏の帯は白。ですやろなぁ…」とかいう事でした。 (言い回しが微妙に違ってたらごめんなさい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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