オリーハウス　　

BL-76W

先月中旬から昨日まで、とにかく空いている時間は
縫いました、縫いました…

というか、４月の帰国以来注文が続いていましたから…

布ナプのご注文のお客さまを常にお待たせしていて
心苦しかったです。
今、私が使っているベビーロックは３本糸のもの。
昨年、布ナプ注文が増えてきたので以前の壊れかかった
同じく３本糸のベビーロックをバージョンアップのつもりで
新品を秋に購入したんです。

３本糸の難点は、日常使用で糸が飛び出しやすい事です。
それなので私のところではロックをかけてから
４本糸の処理と同じように、糸飛び出しが起こらないよう、
ロックの幅の半分に直線ミシンがけを一周します。2ｍｍという
縫い目の細かさです。

これで洗濯機での何回もの荒い洗濯にも耐えるようにと考えています。

（こういうのは大阪在住のモニターさんがボランティアで洗濯を何度もして
ほつれ具合など結果報告を下さり縫い目幅なども決めてきました。）

しかし…このあとひとつ工程が増えるだけなのに、されどその一工程は
気が遠くなるほどの糸と時間を使います。
糸はいいとしても時間が…
５０枚縫うとそれは１００回に、工程が増えちゃうんですよね。

そこでず～～っと考えてきた事ですが４本糸のベビーロックにしようと
いう気持ちが日々強くなってきました。

お店とずっと相談しながら、ここでほぼ気持ちが固まりつつあります。
秋にサントリーホールの出演が決まっているので、比較的大きな収入が
見込めそうでちょっと無理しても…（非常に危険ですがぁ…）

いつもならこの費用をヨーロッパ滞在に当てるのですが…
このままご注文が来続けたら、音楽の仕事が止まるか
布ナプをお休みするかになってしまいそうで怖くて…
で、時間短縮になるミシン購入を優先しようと考え始めました。

で、リボ払いで行こう…って（誘惑の言葉＝リボ＝落とし穴的…(^^;）
で大きな公演の出演料が重なったら一気に返そう！
（おいおい、いつそんなのが重なるんかい？）
頭の中はグルグル、ぐるぐる～～、です。

オリーハウスは布ナプには一般企業のような利益率を乗せていません。
だから、あくまでも他から資金を作らないとねぇ…
続けられないんです。

私が運営している会社は音楽のマネジメント会社ですが
そこに福祉部門を作ろうか…と税理士さんと相談したりも
ありました。
老人ホームでボランティア価格で演奏会する事もあるんですよね。
そういう赤字は他から依頼の黒字の仕事などから補填したりします。
そう考えればこういった布ナプも福祉の一種だと考えています。

素晴らしい品質の布ナプを格安で皆様にお届けしたい…
そういう一念で縫ってきて１年近く…
もう、これは他の仕事で頑張るしかないもん！ネ！

ということで、悩める日々の経過報告でした
ワケわからない独り言にお付き合いくださってありがとうございます。


オリーハウスの布ナプをご愛顧くださる皆様に心から
感謝をこめて