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2007年07月19日
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ボルベール

女性なら皆さんに見ていただきたい作品です。

ペドロ・アルモドバル監督の自信作。
失業中の夫に代わってレストランでたくましく働くライムンダ(ペネロペ・クルス)が主役。
ライムンダの娘、姉、母、母の友人…と女性たちが織り成す
それぞれの女性の心の物語。

作品の中では簡単にライムンダの夫が殺されてしまうところから
始まります。ライムンダと娘はその死体を働いているレストランの
冷凍庫に一時的に隠します。

アルモドバル監督の作品は信じられない事が日常的にさらりと
織り込まれているところにいつも特徴を感じますが、今回もそうです。
シリアスな事なのにどこか陽気で、そこにスペインを感じたりもします。

殺人には訳があり、どうしようもない事なのですが
作品はそれだけには執着せずにあらゆる事がふりかかります。
テンポは早くスイスイと進んでいきます。

遠くに離れて住んでいたママの消息。
死んだと言われているママは本当は生きているの?
ライムンダの姉は非常に疑っています。
ママの消息を知っていそうな叔母も亡くなり
事態は闇の中。

そこにママの古い知り合いが末期ガンで登場します。
過去を掘り起こしていくと大変な秘密が…

例の死体の夫を隠したレストランを預かる事になった
ライムンダ。
レストランは意外な繁盛を始めます。
いつ、死体を処分したらよいのだろうか…

全てが止まらない…止める事ができない…
そういう中で、女性たちは考え、悩み、笑い、泣きます。
彼女達のそれぞれの立場で。

今の生活、世の中の中に存在するであろう
色々なタイプの女性が見事に描かれています。

これの前のアルモドバル監督の作品には
「トーク・トゥ・ハー」  「オール・アバウト・マザー」
さかのぼる事が出来ますが、個人的には
シリアスさで言うなら「トーク・トゥ・ハー」が一番素晴らしい作品だと思っています。

でも、あらゆる人々の共感を得るのは今回の
「ボルベール」でしょう。

トーク・トゥ・ハーのような特殊な世界ではなく、
多様な世界観を描いているからです。


必見は、あのヤセヤセだったペネロペ・クルスが
叶姉妹ばりの、すっご~~いグラマラスな肢体で登場します。
お尻にはパッドを入れたとの事ですが
あの立派なお胸はどー~~なさったのかしら…
作品の中でもかつてのライムンダを知る人から
「ライムンダ、胸を何かしたの?」みたいな質問されて
笑いを誘うところがあります。
極秘じゃなくてつまりオープンなわけです。
なので美容整形ではなく、特撮用に何か胸にメイクしたのかもしれません。
いつもよりもグググっと濃い目のお化粧で
何しろきれい!

他のキャストの皆さんもそれぞれに女性の魅力を
ふりまきます。

アルモドバル監督って男性なのにどうしてこういう
きめ細かな女性の心がわかるの?
と他の作品の時からその感想は一貫しています。

そしてスパニッシュギターによる音楽と歌が素晴らしい。
私はこれのサントラが欲しくてたまりませんぺろり
ステキな作品です。
是非是非ご覧を。
ボルベール公式サイト

アルモドバル監督の作品はどれもオススメ。







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Last updated  2007年07月19日 11時20分05秒
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