中古で入手した電動ガンの初速がマルイ0.2gで測定すると70~75あたりまで落ちて来たので
まずはインナーバレル内部をキレイにしてみようと思い、いろいろとネットで情報を集めていた
ところ、光モールのホワイト丸パイプというものと、100均にある湯上がり綿棒との組み合わせが
安上がりで良いとのことで、ホムセンと100均でそれぞれ購入して来ました。
光モール ホワイト丸パイプNo.1664 という品番で1本200円程度だったかな。
外径4mm、長さ約1mのものになります。
最初、amazonで探してみたのですが10本セットで1380円しか無かったので諦めて
見つかるかどうかダメ元でホムセンを探し回りました。
運良く残り2本あったので1本お買い上げ。
綿棒は残り1個でした。当然お買い上げ。
Laylaxのバレルクリーナーって10本で1000円もするもんだから無理っす。
それに長さが足りない時は付属のチューブで延長して下さいって。
一回のクリーニングで200円もかかるのはちょっとなあ・・・・・。
自分の電動ガンのインナーバレルは400mm以上の長さがあるので・・・・・。
さて、丸パイプのほうは1mもあるので適当に約半分で切断。
綿棒も適当に約半分で切断。
丸パイプの先端をライターで軽く炙って柔らかくなったところに綿棒の芯を
押し込めばヌルヌルっと入っていきます。
1cmくらい押し込んでやればいいかな?と。
(炙り過ぎたのか少々膨らんで不細工になったのでヤスリで凹凸を削りました。)
パイプが冷えたら綿棒を穴に押し込んで固定。
キュッ!っと音がして意外にしっかり固定出来るので、バレル内で抜ける事も無いでしょう。
こんな感じで何度でも綿棒を差し替えて使えるのはエコですね。
まずは電動ガンを分解してインナーバレルを取り外して点検。
この時に純正パッキンの変形を確認したので新品交換決定。
外側に汚れや腐食によるくすみが全体に見られたのでコンパウンドで研磨。
純正インナーバレルだから内部は特にコーティングもされていないと思うので(本当か?)
綿棒にパーツクリーナーの「中速乾タイプ」をプシュっと。
乾く前にインナーバレルに押し込みます。
中速乾タイプなのですぐには揮発しません。シール剥がしにも使えて便利です。
綿玉の部分は見た目が大きいけれど結構柔らかいのですんなり入っていきます。
<コーティングされているインナーバレルにはパークリは使用しちゃダメだと思います。>
数回ピストン運動してやると驚くほどの真っ黒な汚れが付着してきました。
「嘘でしょ?!」って思うくらいの汚れでした。
前のオーナーさんはあんまりメンテしてなかったんだろうなあ、とか思いながら、
何回か新しい綿棒にパークリを吹いてピストン。
綿棒を押し込んだ状態でパークリを吹き込んでさらにピストン。
汚れが無くなったところでクルマ磨きで使っている3Mのコンパウンドを綿棒に。
丸パイプの反対側には電動ドライバーを取り付け。
これ、めっちゃ楽です。
まずは細目で1分ほど回転&ピストン運動で研磨。
次に極細目で1分ほど回転&ピストン運動で研磨。
さらに極超微粒子で研磨しました。
仕上げにパークリで余分なコンパウンドを除去。
すべて終わって中を覗くとピッカピカのツルツルに見えます。
最後にインナーバレル内部にフッ素(PTFE)加工をしました。
インナーバレル外側には余っていたガラスコーティング剤を塗布して仕上げ。
使用した綿棒は6本、半分に切断してるので12本・・・・・。
ここまでヤル人はいないだろうな・・・・・。自己満足っす。
※精密加工されたインナーバレル内部を研磨しないほうが良いというご意見もあるのですが
社外品のタイトバレルではなく内径に余裕がある純正バレルなので自己責任で行いました。
もしダメになったとしても純正の中古品が安価に数多く出回っているので交換すればいい、と。
結果、命中精度に特に影響はありませんでした。
いろいろ弄った結果、初速がMAXで89まで上がりました。(純正パッキン交換済み)
インナーバレル内部に汚れが溜まると初速に結構影響するんですね。
バレル長があるから余計に抵抗が大きくなってたんでしょうかね。
それとも汚れが酷くてBB弾が詰まり気味だったのか。
コンパウンドで研磨したから内部の微妙な凸凹が無くなったのか。
後日、旋盤をお借りする機会があったので、銃口側に深さ約7mm、開口部も約7mm程度の
テーパー加工を施しました。
これに意味があるのかどうかわかりませんが・・・・・
先端からの見た目が多少キレイになった、くらいでしょうか。
先日組み立てを完了してバイポッドと砂袋で銃を固定した状態を保ち、約50m先の的に試射
してみましたが、入手時からあった左右への大きなバラツキが無くなり、どちらかというと
縦方向への小さなバラツキに変化していました。
HOP調整を詰めていけばもう少しいい感じに仕上がるかなと思います。
※上記加工を真似して問題が起きても当方は一切責任を負いません。
※元ネタ情報ありがとうございました。