消えていなくなりたかった日々
いじめについて。小学校を卒業して30数年。今まで誰にも話した事がありません。プライド・・・それですね。誰にも話す気にも思い出す気にもなりません。わたしには小学校の時の記憶が殆どありません。修学旅行?行ったんでしょうが何にも思い出せません。小さい時 わたしは地味な居るのか居ないのか分からない子供で、病気がちでいつも学校を休んでいました。学校は嫌いでした。誰も話す相手が居ないから・・・・・クラスの女の子の殆どがわたしの存在を無視するから・・・・・誰かがわたしに何をする・・というわけではありません。誰も何もしません。わたしはクラスに存在しない子でした。5~6年の2年間は教室で息を殺すようにしていて “消えてなくなりたい願望”が常にありました。中学校に入って部活を始め 少しずつ変りました。変れました。何の取り柄も無く自信なく下ばかり向いていたわたし。そんな小学校時代のわたしを知らない新しい部活の仲間が出来、笑っていいんだ・・大きな声で話していいんだ・・・とやっと顔を上げられた・・そんな感じでした。それでも小学校時代の話題の輪には入れなかったし、無感情な表情で聞いているしかなかったです。わたしは辛かった小学校の記憶が一生消える事は無いと思っていました。実際20歳を過ぎる頃までは“消えてなくなりたい願望”が時々起こりましたからね。結婚して子供が生まれて一番最初に思った事、それは(どうかいじめられる子にだけはなりませんように・・・)でした。子供の自殺のニュースを耳にする度、消えてなくなりたかった当時の感情がよみがえります。死んでいく子供の気持ちが分かりすぎるほど分かります。でも生きてると楽しい事もたくさんあるよ・・・と教えてあげたいです。いつか解き放たれて楽しい日が来るからその日まで いじめる周りの人間と居なくなりたい自分の感情と戦って欲しいです。生きてるとやがて全て忘れられる日が必ず来るよ・・・・