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2017.01.22
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カテゴリ:筆記用具
​​​万年筆での筆記45°~60°の角度で

ペン先(ニブ)を紙にあてると

ちょうど良いと言われています。



これはボールペンやシャープペンに比べ、

ずいぶん寝かせて書いている

印象を受ける角度だと思います。






書きやすい角度は、個人差がありますので、

自分の好きな角度で書けば良いと思います。


ですが、冒頭触れたように

メーカ側の製作は45°~60°で書かれることを

想定して作られているため、

ボールペンのように急角度で書こうとすると


本来の筆記が得られないことになります。

(特に硬く感じるはずです)



それでも10年ほど使っていれば、

ニブの方が書き手になじんでくるので

いつしか書きやすい万年筆になります。


これこそが万年筆の醍醐味だと思います。



万年筆を選ぶとき、

多くの人は書き味を重要ファクターに

すると思います。


また、対面販売でしたら、

お店の人は、いかに書き味が良いかを

リコメンドしてくると思います。


ですが、どんなに優れたニブであっても、

ボールペンを書くように立てた状態で

試し書きしていたら、万年筆の持つ

本来の性能は体感できません。



ということは、試し書きで

10年後にどうなるのか分からない万年筆を

選定しなければならないということになり、

これはちょっと不利な博打です。



という事で結果として、

やはり45°~50°の筆記を

普段からすることをおススメします。



そうすることで早い時期から、

その万年筆の全性能の半分以上を

引き出すことができます。


また、試し書きで感じた筆記の感触は、

その万年筆の特徴を体感していると言い切れます。

(つけペンでのためし書きでも大丈夫)


また、ニブそのものも長持ちします。



ちなみに60°になると、かなり急角度であり、

ニブポイントが狭小になるため、

インク・フローの良い万年筆であっても

文字は細く、書き味は硬くなります。






私見ですが、Pelikanの万年筆はしなるような

筆記が味わえますので、

ぜひ、45°で筆記してみてください。


そのしなりが感じられると、書くことが優雅になります。



万年筆に於いて筆記という所作は、

ゆっくり考え、筆を進める場面

で使った方が、潤いのある時間が過ごせると思います。


ちょっと押しつけがましい意見になり、すみません。

あくまで「そうありたいな」という自分の理想論です。



ただ、思考の速度と筆記の速度は、

近い関係にあると思っています。



サイズ的には男性も女性もM400で普通に使えます。

胴軸=緑がPelikanの代表色でしたが、

2000年以降は色展開も増え、どれも良いです。





これまでに万年筆を知っている人や

筆記に時間をかけられる人には

2サイズ大きいM800がおススメです。


世界一と言われる書き味がここにあります。

できればニブはMがいいです。

(細かい漢字の筆記には不向き)





​​​





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Last updated  2018.10.27 13:57:25
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