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カテゴリ:LSI温故知新
Erasable Programmable Read Only Memory
→ EPROMです。 紫外線照射によって消去可能な 不揮発性リライタブルデバイスです。 真ん中のガラス越しに見えるシリコンチップが 記憶素子です。 書き込んだ後はここの窓にシールを貼って 紫外線を防ぎます。 10年は軽く持つと言われていますが、 自分の経験では20年経過しても稼動している 機器があり、タフな奴です。 なお、30回以上書き込みと消去を繰り返すと かなりエラー率が上がります。 商用利用では10回を書き込み回数上限 とした方が良いです。 もともとは1970年代の前半にINTEL社が 開発したのですが、瞬く間に日本を含む アジアの半導体工場で量産されました。 記憶サイズもどんどん上がり、 自分が使っていたのは512Kb-8Mbit(1MByte) までです。 TI製(シンガポール)27C512-10 512Kbit/28pin この頃はフェイスに生産国が明記されています。 TI製(シンガポール)27C512-15 512Kbit/28pin ここで何故か生産国が裏面印字になります。 生産設備から考えても裏面印刷は能率が悪いです。 TI製(韓国)27C512-15 512Kbit/28pin カンパニー・ロゴがちょっと適当に書かれています・・・。 Mitsubishi(日本)製M5M27C101K-15 1Mbit/32pin 自分の中ではスタンダードですね。 とても安定していましたし、ほとんどの 1MbitROMはコンパチなのでM5M27C101K/AK 指定で焼けました。 逆差しに凄く弱くて、一瞬の通電で壊れます。 Mitsubishi(日本)製M5M27C401K-12 4Mbit/32pin 角窓はシールが貼りにくくてあまり好きでは無く、 丸窓の401AKが好きでした。 AMD(マレーシア)製AM27C040-15 4Mbit/32pin 4Mbitにもなると、かなりのプログラムを 格納できるので、けっこうたくさんの処理を 詰め込むことができました。 その分、バグも増えてくるので しんどくなってくる頃です。 NEC(日本)製D27C8001D-12 8Mbit/32pin このクラスになると、複数個をバスで分けて 繋ぎ(odd/even)、画像データとかデータ容量が 必要なものに使ってました。 なのでこのROMにはバグの思い出がありません。 よって書くのが遅かったくらいしか ほとんど記憶に無いです。 NECのEPROMはけっこうレアものだと思います。 EPROM需要がそもそもなさげなので さすがの楽天でも全然売ってないです。 そして思いのほか高い! 【電子工作キット】 PCL86シングルステレオパワーアンプキット [TU-8100] ※メーカー取り寄せ品※ 【イーケイジャパン エレキット EK JAPAN】 【プレゼント包装可】【土日出荷】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.27 14:29:25
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