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カテゴリ:生活用品
10年来の腰痛もちですが、そんな自分に
最高の座り心地を提供してくれる椅子を 有名どころ5メーカーから探しました。 腰の痛み方ですが、草むしりとかしゃがんで 腰を曲げた姿勢で10分もしていると、 起き上がるとき、腰が伸びなくなります・・・ にもかかわらず、仕事柄デスクワークで 10時間以上座る日が続きます。 椅子くらい優雅に腰かけたい、と切に願う次第です。 むかし、それなりの椅子を買ったのですが、 1年でひじ掛けが壊れ、 2年でギシギシきしむようになり、 3年目で捨てました 捨てるときはガスショックが入っているので 業者に取りに来てもらい・・・すごく面倒でした。 そういったこともあって、いい椅子が欲しいのですが、 なんとなく購入に踏み切れず億劫になっています。 しかし、今一度、選んでみようと、ここ2年ほど、 探し続けています。 腰痛の原因は、座る姿勢が悪いからです。 これは自分でもわかっています。 欧州行きの飛行機などで長時間エコノミーに座っていると、 背中が伸びて「むしろ腰の調子がいい」です。 なので椅子に深く座って、PCを使ったデスクワークが できれば合格です。 それでは、検討段階で実際に座ってみた椅子を 列挙していきます。 1)アーロンチェア(aeron-chair)ハーマンミラー社(日本のサイト) かの有名な・・・ という表現がぴったりです。 ニューヨークのMoMA美術館に飾られているほどです。 美しく、かっこいいです。 機能についても、申し分ないです。 お値段はお高いです 12年保証なので12で割り算するという 考え方もありですが・・・ 【受注生産品 納期:最長12週間】ハーマンミラー アーロンチェアリマスタード ライトシリーズ フィックスドポスチャーフィット アームレス Aサイズ AER1A12NN-ZSSG1G1G1BB23103 在宅勤務 在宅ワーク テレワーク 椅子 イス 【2020/05/18入庫予定】ハーマンミラー アーロンチェアリマスタード ライトシリーズ フィックスドポスチャーフィット 固定アーム Bサイズ AER1B22PW-ZSSG1G1G1BBBK23103 在宅勤務 在宅ワーク テレワーク 椅子 イス ▼座ってみた感触ですが、自動車のフルバケットシート のようにお尻部分が下がっているので、 必然的に深く座り込めます。 ただ、自分はももが太いのでちょっと窮屈に感じました。 背もたれは、特に良くも悪くも無いですが、 ポイスチャー・フィットという機構が良かったです。 これは、背中下部にある押さえ板のことで 骨盤との隙間を埋め、背中や腰の痛みの原因になる 猫背状態をS字カーブの状態にしてくれます。 ソファとか腰かけるとき、腰の部分にクッションを 入れるのと同じ感じです。 ただ、腰痛もちの自分としては、ずっと同じ姿勢 を強いられる感じがしました。 耐久性は12年保証ですし、見た目の格好良さと座り心地が まあまあなので値段が半額なら買ったかもしれません。 2)アーユルチェア 株式会社トレイン(公式) 日本人のために日本で開発した背筋を矯正するための椅子です。 定価 49,680円(税込) おや? というほど高いイメージを受けました・・・ ▼座り心地ですが、確かに背筋が伸びます。 ですが、仕事では両手を伸ばしてPCを操作し、 画面を見たり、書類入れを探ったり、色々な動作をします。 座面が普通の椅子の1/3ということもあり、長時間連続して 座る自分にはちょっと向かないと思いました。 ※座った時の姿勢が足を開くのでスカートを履く人は 座れないと思います。 普通の椅子の上で疲れてくると正座することが ありますが、それで同等の効果が得られそうです たぶんですが、40分間の授業を受ける学生とかが使うと、 集中力も上がりそうですし、背筋も伸びますし、 凄く良いと思います。 3)バロン 株式会社 岡村製作所(公式) 国産品ですが、シルエットが綺麗です。 なぜかといいますと、 イタリアのジウジアーロがデザインしたからです。 リクライニングに格別こだわったという、少し謎なコンセプトですが、 長時間座るときにリクライニングは大事です。 座面は水平のまま背もたれだけがリクライニングするタイプです。 定価で119,200円もします。 ランバーサポートも肘おきも何もないモデルですが、 ジウジアーロデザインとはいっても高すぎます。 バロン オフィスチェア CP43CW 【ローバック】【固定肘 デザインアーム】【座メッシュ】【ボディカラー:ホワイト】【フレームカラー:シルバー】 バロンチェア Baron オカムラ(代引き不可)【送料無料】 ▼座ってみたところ、座面のメッシュが薄く張りつめていて、 平たくのっぺりしているので座り心地はあまり良くないです。 アーロンチェアがお尻の大きい外国人向けなのに対し、 こちらはお尻の小さい日本人向けなのでしょうか。 背もたれ部分もメッシュのテンションで腰を支える構造ですが、 これが腰痛の自分には全然不足していてだめでした。 ※ランバーサポート(腰のサポート)つきの モデルもあるようです。 座面の上がらないリクライニングは不思議な感じで いいですが、もうちょっと倒れてほしかったです。 決して座り心地が悪いわけでは無いですが、 これは購入候補にはならない椅子でした。 4)ボディメイクシートStyle 椅子だけで完璧に自分に合うものが無いようなので まあまあの椅子に腰専用アタッチメントを乗っけた ハイブリッドにしてみようと考えつきました。 腰痛のキーワードでwebを検索すると、この商品は たびたび目にするのでちょっと気になっていました。 ▼ハンズに類似品も含めていくつか置いてあったので 座ってみました。 ところが、全然矯正されている感が無く、ゆるゆるです。 自分のお尻は大きめではないものの、特に小さいとも 思ったことは無いです。 僅か2年半で100万台も売ったヒット商品ですし、 店頭でも大きく扱っています。 ところが、自分には全く合わず、悔しいほどに効果が ありませんでした 最後の手段と考えていただけに、ショックでした。 あまりにショックなのでハンズのサンプルが座られすぎて、 ゆがんじゃったのかな? と考え、後日ニトリに行ってみました。 ・・・が、結果変わらず、普通の椅子に座っているのと なんら変わらない座り心地でした やはり自分のお尻が標準より小さいのか、何が原因か 分かりませんでしたが、このタイプの商品は これ以上探しても無駄だと思い、ここで断念です。 しかし、ニトリに言ったことで新しい発見が ありました。次章へ続きます。 5)デュオレスト 株式会社 ドリームウェア(デュオレストの日本正規代理店) ニトリで偶然見かけた、ずいぶん目立つ椅子です。 この椅子は背中が割れています。 DUORESTとマークが書いてあります。 商品名は『デュオレハイ DX』と書いてあります。 DR-7501 SP DUOREST デュオレストオフィスチェアー 正規品 office chair 椅子 イス チェア− 【代引不可】デオレスト パソコンチェア 学習イス 事務イス ▼座ってみました。 座り心地は、腰を大きな手のひらで支えられている ような感触です。 それもちょっと内側に向けた力を感じます。 クッションは硬めですが、中央が盛り上がっていて 必然的に深く腰掛けられるようになっていて、 座り心地がいいです。 ただ、ちょっとソフトな支え方なので物足りない 感じがします。 もう一つ似たような椅子がありました。 『デュオレハイ』 ”ぱっと見で分かる安いやつ”です。 なにもここまでパイプむき出しで安さを前面に アピールしなくてもよいと思います。 ところが、座ってみると、 信じられないほど快適です 先ほどのDXは肘のせから背あてが繋がっていません。 そのため、背あてのマウントは中心軸に通っている 樹脂製のものに頼ることになり、剛性が出ません。 ところが、こちらはコストリダクションのため、 パイプを肘あてからぐるっとつなげて、 そこに背あてをマウントしています。 そのため、とてもしっかりとした剛性が得られ、 背あてはフレキシブルに動くものの、しっかりとした 支えになってくれ、腰が非常に心地よく安定します。 しかし、よりによって、これがベストとは・・・。 外見はずいぶん不格好に思います。 何のためにあるんでしょうか、この引っかけは。 コンビニの袋とかを掛けたらとても似合いそうです。 ニトリオリジナルという扱いなので、 こちらの方が全然安いです。 ワークチェア(デュオレハイ2) ニトリ 【玄関先迄納品】 【5年保証】 〔合計金額7700円以上送料無料対象商品〕 この2枚の背あてはどうやら凄そうなので、よく調べて 十分納得したくなりました。 Matthias Brünig(マティアス ブリニッヒ)という ドイツの物理博士が提唱しているサポート方式 (Duo-Back理論)らしく、 当初はドイツのグラール社(現rohde&GRAHL社)が 製造・販売し、ドイツにおける医療用椅子として 高い評価を得ました。 各国展開する際、韓国が製造のライセンス契約をし、 製造・販売しているのがこのDUORESTです。 ん・・・なんか微妙です 自分も仕事で世界各国にものを出荷していますが、 当然、現地で製造するものもあります。 しかし、多くの場合は日本テクノロジーを期待して 契約するので設計は自分の部署でします。 当然コストを下げるためと品質を安定化させるため、 標準化を進め、似たり寄ったりのパーツ構成や アッセンブリー構造になります。 ところが、このrohde&GRAHL社とDUOREST社が ともに作る椅子は「なんとなくそっくりで似ている」 ・・・です。 ここがポイントで ”ほぼ、全てのパーツが別物なのに似ている” まことに奇妙な状況です。 ものづくりメーカが絶対にやらないことが起きています。 HPをよく読むとDesign by Ballendatとあります。 これはオーストリア・ドイツで有名な椅子の デザイナーです。 DESIGN ALLENDAT(公式) また、企業ポリシーにドイツ製を謳っている点や デザイナーもドイツ系を採用していることから見て、 どうやら欧州内、それもドイツ圏のみで展開する会社 みたいですね。 欧州圏で世界展開しているもののほとんどはアジアで 製造しています。 ところが、この企業はスイスの時計産業のように 自国内製造にこだわっているようです。 しかし、世界中に販売するには需要が足りないのか 生産能力やグローバル化の資本が無いのか、 他国に工場を作ったり、輸出したりせず、 パテントライセンスを与える方式にしたようです。 また、経営方針なども絡むようで、もともとGRAHL社が 製造・販売していた椅子でしたが、経営不振に陥り、 2006年からrohde社の支援下に置かれ、2008年に 経営統合されたといういきさつからも椅子事業に 資本注入する体力はなさそうです。 念のためDUOREST社を調べてみますと、 正式にrohde&GRAHL社からDUOBACKの パテントを取得していることも分かりました。 なるほど、一応、納得できました 椅子の詳細ですが、この2枚の背あてをマウント している部分ですが、なんとゴム製です。 手でひねると、くにゃくにゃなのがよくわかります。 どうりで背中の板が自由に動く訳です。 GRAHL社のHPで製品説明を読むと ”flexible mounted backrest connectors” と書かれており、この部分は同じ仕組みっぽいです。 この部分は30万回の寄りかかり試験に耐えた ということですが、交換部品も売られています。 2個セットで4,000円です。安くは無いですね。 韓国製に良いイメージは無いですが、座った感じ の性能は良いです。 耐久性は全く分かりません。 見た目は・・・・お世辞にも良いとは言えません。 そもそもドイツ本国のデザイナー製のオリジナルも アーロンチェアを見てしまうと、残念感満載です しかし座ってしまえば、椅子は視界に入りません あの座り心地は他に無く、十分検討して 他に候補もないので、これに決定!です。 ↓さっそく、レポートしました デュオレハイを買いました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.30 18:17:27
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