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カテゴリ:筆記用具
本棚を何気なく見ていたら、真っ黒の背表紙を
発見しました。 この佇まいは・・・ モールスキン(モレスキン)です 昔から文房具は好きなので、確か復刻版が 発売されてからすぐに買ったんだと思います。 たぶん、90年代の終わりごろだと思います。 イタリアのメーカ(Modo & Modo社)が 復刻させました。 今は社名ごとMoleskin社に改名したようです。 当時、こういったあまり一般的では無い文房具を 売っている所が少なくて、探し歩いて銀座の伊東屋で やっと見つかったような記憶です。 暫くは何も書かず放っておいたのですが、 そのうち、当時好きだった機械式時計の日差チェックを メモるようになりました。 1週間に1回、電波時計と見比べて誤差を計測し、 7で割って日差にしていました。 機械式時計のOHにかかる費用がかさんできて、 いまでは、ほぼすべて手放してしまいました このインクはもう何十年も使っている ペリカン ロイヤルブルーです。 バカの一つ覚えのように常に同じインクを 買い続けています。 モンブランにもこのインクを入れます さすがにインクも褪色しています。 また、紙自体もずっと18年間本棚保管なのに 外側が黄色く焼けたようになっています。 これは、ほぼ全ページそうなっていました。 不思議です。 //2017.8.21 OOOさんからコメントで教えて いただき、追加調査しました。 「酸性紙+屑紙混入なので余程の冷暗所、 低湿気じゃないと黄変化」 してしまうようです。 20世紀半ばまで酸性紙しか世の中には無かったようです。 (和紙はもちろん別です) ところが、自分のノートと同じように劣化が激しく、 そこで開発されたのが『中性紙』である、とのことでした。 いま、モレスキンのHPを見たところ、日本のHPでは 「中性紙」と書いてあります。 ただ、海外のHPでは「acid free paper」(無酸紙) という書かれ方です。 厳密には違う表現だと思いますが、酸性紙では 無くなったようです。 自分が持っているのは、復刻直後だったので中性紙が 使われていなかったのでしょうかね。 今、一番使いやすいと気に入っているLIFEのノートには 「中性紙」とその説明まできっちり書かれていました また、屑紙混入は重量で分かるとも教えて もらったので、いかにもそれっぽいのを持ったところ、 やはりもの凄く軽いです。 嘘みたいな軽さです。 ただ、これは確かどこかの空港で機内の暇つぶし用に 買った本だったと思います。 荷物にならないように、わざと軽く作っている のでしょうか・・? すごく勉強になりました。 ありがとうございました。 // 書いていて思い出しましたが、そもそも 万年筆で書き心地の良い紙を求めて、 モールスキン(モレスキン)に辿り着いたのでした。 当時は、本当に伝説のノートという扱いでしたので どのような書き心地か、興味津々でした 書いた印象はけっこう感動した記憶があります。 筆圧の無い万年筆だからこそ得られる、 極上の書き味というものがあると自分は思って いますが、まさに万年筆で書くためにあるような 書き心地でした。 その後、世の中はちょっとした万年筆ブームが訪れ、 専門誌(趣味の文具箱)などが発刊されるように なって、必然的に「書き味に拘ったノート」が 出回るようになりました。 今では、数百円で十分満足の行くノートが 手に入ります ところで、モールスキン、という呼び方に 違和感があるかもしれませんが、当時は雑誌でも どこででもモールスキンと呼ばれていました。 このノートについてくる冊子にも自分で 「モールスキン」と名乗っています。 このノートはオリジナルと同じく、 冒頭には拾った人へのメッセージが書けたり、 ポケットが作られています。 凄く作りが良いです。 シールが付属されてきます。 今では見ないタイプですが、MOLESKINとロゴが 入っている純正品です。 すっかりゴムは伸びきってしまいました。 笑っているみたいです 大したこと書いていませんが、手書きのノートは やはり良いですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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