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カテゴリ:筆記用具
仕事でドイツに行った際、Mullerという定番の
スーパーマーケットで買ってきました。 消しゴムで消せる色鉛筆です。 ステッドラー(STAEDTLER)製です。 文房具が好きな人には、なかなかウケが 良い文房具メーカーですが、特にドイツ国内 では子供向けに文房具を一所懸命売って いるように感じます。 小さいころから、素性の良い文房具を使い、 しっかり勉強させようという姿勢です。 自分も万年筆を若い頃から使っていますが、 ドイツでは小学校から使わせています 万年筆でゆっくりと手書きする際、 脳内にてしっかり文章を組み立てるので 子供の教育に良いということです。 これには、かなり同意見です。 似たようなことを一年ほど前にブログで熱く 書いたことがあります ↓お読みいただくと嬉しいです。 (過去ブログ)万年筆の筆記速度、新生活でどうですか。 万年筆は大井町にあるフルハルターという 有名な万年筆のお店の影響で、 ”Füllhalter”と言うのだと思っていましたが、 ドイツでは”Füller”と呼ばれていました。 (諸説あるのだと思います。自分はドイツ語が 不得意で良くわかりません) なお、大井町のフルハルターはこの2月に閉業し、 我孫子に拠点を移転されました。 (親指の関節症がお辛い様子です、残念ですが ずっと応援しております) 万年筆専門店フルハルター(公式HP) 欧州に限らず、北米でも会議等でホワイト ボードに字を書かせると、とても雑な人が 多いです。 字が汚いというより、丁寧に絶対書かない、 という感じです。 数字なのかアルファベットなのか区別が つかないことも年中あり、”クセ字”という レベルでは無いほどの人を大勢見かけます ・・・が、ドイツの方は綺麗な字を書く 人がとても多い印象です。 偶然、一昨日friedrichさんというドイツ人 からの連絡文書でシグネチャーを見ましたが、 『f』が非常に流麗で目を奪われました (この方も万年筆を愛用しています) まるでト音記号の様でした。 話が逸れましたが、このように子供が 文房具を使う為、安全性に十分配慮された 文房具がドイツには多いです。 この色鉛筆もEN71(*1)という欧州基準を クリアし、使用している木材もCoC認証を 受けた環境に優しいものです *1: ENは欧州統一規格です。 欧州にはCENやCENELEC、ETSIなど専門に 応じた標準化団体があり、これらの団体が 発行したものです。 なお、これら欧州標準化団体は国際規格(ISO) にfast-trackでvotingできるISOリエゾンです。 自分の経験では、CEN、CENELECはかなり 強力な団体でISO、IECをも揺るがせる ”組織力”を持っています。 EN71は"Safety of toys"と呼ばれ、玩具の 安全性を規定したもので、素材によって カテゴリーが3分野に分かれており (もろさ、粘性、掻き取れる等)、 カテゴリーごとに試験方法が最適化されて います。 玩具の構成成分について19元素(アルミニウム、 ヒ素、カドミウム、鉛・・・)の含有量が 上限値以内に収まっているかを調べます。 ちょっと面白いのは、玩具に使われている素材 が同じであっても、色が違う場合、全ての色に 対して検査を実施しないとならない点です。 この色鉛筆は、冒頭で述べましたように、 普通の消しゴムで消すことができ、便利です。 消し跡は残りませんが、芯が硬めであるため、 筆圧を上げて色塗りをすると、綺麗に消し きれないこともあります。 また、芯折れを防ぐABS(Anti-Break-System) という処理が芯の周りにされています。 ↓芯の外周をくるんでいます。 木目の美しさも気に入っているポイントです 良く見ると「35」という数字が見えます。 もっとよく見ますと、「5」がどうも おかしな形です。 「3」もWかもしれません。 それとも、何かのマークでしょうか・・・ 全部の色をチェックしたところ、 青だけ別のマークでした。 「A5」に見えそうですが、 やはり「A」では無いですし、 「5」では無いように思えます。 この謎は解けませんでした 【メール便可能】ステッドラー ノリスクラブ 消せる色鉛筆<12色セット> 144-50NC12(14450NC12) (M201703) にほんブログ村 文房具ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.17 09:28:24
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