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衝動買いなんてしません

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2019.01.05
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カテゴリ:筆記用具
​​​​​​​​​​​イタリア北部に​Montegrappa​という

万年筆メーカがあります。

若いときに雑誌で見たこのメーカの万年筆を

探し続け、19年もかかりましたが、

やっと見つけられた時の記録を

残しておきたいと思います星




Montegrappa社は有名なヴェネツィアを州都に

持つヴェネト州のバッサーノ・デル・グラッパ

自治体(人口約4.4万人)に本社があります。

北東にあるモンテ・グラッパ(グラッパ山)が

社名の由来です。


以下にGoogleマップを貼ります。




1996年に発売された

​Special Reserve 1996​

世界限定2388本です。




これを自分は若い頃に雑誌で見かけました。

その雑誌は未だに持っていますウィンク




このページに思いっきり目を奪われましたいなずま


(著作権保護のため、ぼかしています)


親の影響もあってか学生時代から万年筆を

使っていましたが、自分が使ってきた万年筆は

セルロイド製の胴軸で地味な物でした。

それでもバーガンディ色だったので、派手な

ほうの軸色だったと思います。


そんななか、この雑誌で偶然見かけた万年筆は、

装飾品どころか芸術品のような彫刻と佇まい

瞬時に圧倒されましたいなずま


すぐに探しに行きたかったのですが、値段を

見ると120,000円ショックもします・・・


当時の日本は空前絶後の不況で、大卒初任給が

190,000円くらいの時代でした。

(手取りとなると150,000円を下回る位)

・・・高すぎますショック


インターネットもあまり普及していなかった

ため、調べる方法も少なく、あっという間に

時間だけが過ぎてしまいましたわからん


2002年ごろからジワジワと日本に万年筆の

ブーム
が訪れ、それまで万年筆を使う習慣が

無かった人でも、ちょっと文房具に興味の

ある人達がこぞって使い始めていました。


2004年には『趣味の文具箱』という月刊誌が

発刊されるようになり、いっそう万年筆人気は

加速し、ごく一部のお店でしか見られなかった

万年筆がデパートなどでも見られるように

なってきました。


ちなみに趣味の文具箱は創刊号から3ヵ月位は

買っていました。

新鮮なメーカ情報や日本中にいる万年筆の

達人情報が掲載されていたり、インクの研究を

したりと、実に興味深い内容でしたスマイル

好きな人達が集まって書いている雑誌なんだなと

肌で感じられる内容ばかりでした。


この頃になると、webの利便性が飛躍的に向上し、

楽天などで買い物をすることも多くなったので、

万年筆もwebで買っていました(怖かったので

検品をしているお店で)


web検索の便利さが分かってきたころなので、

この憧れのMontegrappaを「ググって」

みました・・・が、情報は出てくるものの、

売っているお店は見つかりませんわからん


仕方が無いので、中古ならあるのかも、

という思いで中古のお店を歩いて探したところ、

新宿で偶然発見しました。

たしか100,000円程度だったと思います。


ペン先がMと太く、ニブはちょっと調整が必要

に見える個体でした。

また、純銀のため、キャップなどにうっすら傷

や硫化があり、箱や付属品が一切ないという

事だったので、衝動買いせずに暫く様子を

見ていたのですが、半年くらいして

お店から無くなりました。


こういった記念モデルなのに僅か10年後

に中古品で市場に出たうえ、箱なども一切ない

というのは、大切に使われていないものと

思われ、どうしても買えませんでした。


今思うと、Mニブで付属品が無いという

コンディションは欧州の蚤の市で

買い付けてきた物っぽく感じます。



そうこうしている間も、折あるごとに

webで探し続けていました。

だんだんと中古品もwebに公開されるように

なり、調査は凄く楽になりました。


その後も同じ新宿の店舗で中古品が出回り、

試し書きをさせてもらったのですが、

なぜか試し書きした翌日にweb掲載が

無くなったりと不運が続きましたショック



限定生産品ですし、こればかりは待つしかない

だろうなと思っていた所、ちょうど4年前の

2015年にwebで見つけました。

日本国内で見つけるのは、これで通算3回目です。


それも天下のユーロボックスです。

ユーロボックス公式HP


コンディションも「試し書き程度」である旨

書かれており、ニブもFであったことから、

試し書きに行こう!(きっと買っちゃうハズ星)

というスタンスでさっそうと伺いまして

・・・案の定、即決しました。



傷もくすみも無く、付けペンで試し書きを

したところ、ニブも非常に良い状態でした。


価格も10万円を割っており、大満足でした目がハート

ユーロボックスであれば、購入後の

メンテナンスも安心です。


すぐに持って帰ろうと思ったのですが、

試し書きでは付けペンでの確認だけなので、

吸入やインクフローを含めて確認してから

販売するとのことでした。

さすがユーロボックス​​​​​​​​​​です星



1996年に雑誌で見た通り、たいそう立派な

箱に入っています。




木箱も非常に木目が美しく仕上げられており、

経年により飴色に変化していますが、

反りや割れ、隙間など一切なく堅牢な状態です。




2か所の留め具を外し、箱を開くと

いきなりワインボトルが出てきます。

本で読んだ通りです目がハート




ボトルをめくると、ボトルや冊子があります。

(ここに万年筆もあります)




インクはSpecial Reserve 1996専用で

ワイン色、ワインの香りが付いたもの・・・

らしいですが、もったいなくて開けてません。




なんと仏エルバン社のインクでした。

1670年パリ生まれの由緒正しき

インクのトップメーカです。

シャネルの香水瓶のシーリングワックス

なども手掛けています。




小冊子は分厚い紙で作られており、

この万年筆の出自やワインのこと、

詩などが綴られています。




ブドウの房がとても良い質感です。




インク吸入式ではあるのですが、

ちょっと大きめのコンバーターを内蔵した

もので、従って吸入量は少なくなります。

尻軸のネジを回してもネジがせり上がらない

タイプのほとんどはコンバーター内蔵で、

イタリア製の万年筆に多いパターンです。




なお、このインク吸入用ネジ(ノブ)ですが、

赤いものも存在します。


(出典:http://paulspenscanada.blogspot.com/2018/11/montegrappa-special-reserve-limited.html)


これは大いにで、いまだにわかっていませんが、

なぜか黒と赤の2種類があるようです。


ユーロボックス藤井さんに聞いたところ、

黒いのしか見たことが無いと仰ってました。


ただ、赤い方の写真をよく見ますと、

キャップに”1996”の刻印が無いです。

どうして大切な刻印が無いのでしょうか。

後から諸事情で増産されたものなのでしょうか。

ようく見ると木箱の作りもちょっと違います。



なお、冒頭で世界限定2388本と記載しましたが、

これも公式情報では無く、1996本という話も

あります。


しかし、上記でご紹介したカナダのサイトでは

実際に2100番以上のシリアル番号が公開されて

いるため、2388本の方が信頼性が高いと

捉えています。


ちょっと気になるので、これからも調べ続けて

みようと思います星



残念なことですが近年、イタリア製の万年筆は

国内で衰退の一途を辿っているように見えます。


普通に購入できるものはAURORA、VISCONTI、

Montegrappaくらいでしょうか。


ただ、VISCONTIやMontegrappaの現行製品群は

一貫性が無く、モンブランのような高級品志向

を目指しているのか、時計などもリリースし始め

ており、伝統的な万年筆づくりから遠ざかり

つつある印象を受けます。


その点、AURORAはブレずに突き進んでおり

安定感があります。



以前はイタリア最古の万年筆メーカはどこだ?

という論争があり、創業はMontegrappaが

1912年と早いのですが、元々ペン先メーカで

あったことから、万年筆として売り出したのは

1919年のAURORAが一番最初だ・・・という話で

盛り上がったりした時期もありました。


現状を見ると、結果的にはAURORAが

勝ち残った形でしょうか。


OMAS(*1)、DELTAは廃業しましたしショック

Stipula、LALEXは全然動向が見えません・・・。

*1:OMASは創始者の名でArmando Simoni Club

 として復活しました。

(OMASはOfficine Meccaniche Armando Simoni

 の頭文字です)



AURORA大定番のOPTIMAシリーズです。

バーガンディ軸はとても奥行きがあり流麗です。

(アウロロイド材)

コンバーターでは無いピストン吸入機構のため、

透き通ったインク窓があり、ギリシア雷紋も

お見事です。

独自機構の”リザーバタンク”付きなので、

インク切れになってもA4で1ページ分くらいは

書けます。

書き味はドイツ製に比べると固めで、日本語に

適しています。

自分もここで買いましたが、検品しています

ので安心です。


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エルバンの香り付きインクは凄く喜ばれます。

特にこれはラベンダーやオレンジといった

香りが凄くおしゃれで良いです。


エルバン J.HERBIN 香りつきインク【デザイン文具】


25Wもの出力があり、曇天でも十分使えます。

ちょっと重いのですが、旅のお供に良いです。


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調光、調色機能がある優れものです。

書斎などに置くと気分で色を変えられて

凄く良いです。


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Last updated  2019.06.16 09:46:51
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