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まるで火星『台湾　野柳地質公園』クイーンズヘッド崩壊前に！台北から行き方詳細

テーマ：オール台湾！(1574)

カテゴリ：旅

台湾はユネスコに参加していないので認定こそ

されませんが、間違いなく世界遺産級の自然遺産

があります。

『野柳地質公園』

です。

開園時間：8:00～17:00(年中無休)

入園料：大人80元(約280円)12歳までの子供は半額

台湾北端の海岸線にあり、海からの浸食で作られた

無数の奇岩が目の前で見られます

(触れてはだめです)

CNNは”地球上で最も火星に近い景色”と称しましたが、

このアースカラーに囲まれた異世界感に足を踏み入れると

忘れられない感動が得られます

なお、自然界の創り上げたものであり、いまなお浸食が

進んでいるため、クイーンズヘッドは20年以内に

崩壊すると言われています

「あと数年」という話も聞きますが、正確な残年数に

ついては分かりません。

台湾は大きな地震も多く、クイーンズヘッドの形から

して、海からの浸食以外での崩壊もあり得ます。

そのため、今のうちに肉眼で見ておこうという人で

年々、この公園は混雑する一方です

その為、行くなら絶対に朝一番が良いです

自分は今回、ホテルの朝ごはん時間が遅くて、

結局バスに乗ったのが8時になってしまい、

着いたのは9時過ぎでした・・・

それでは台北からの行き方をご紹介します

出発地：台北駅

一番楽で早い国光バス(國光バス)で行きます。

普通に街で乗るバスより乗り心地が良く、

少々揺れても大丈夫です。

桃園空港からのMRTがオープンする前は

空港から国光バスで台北駅まで移動するのが

主でした。(たまにHSR:新幹線の人もいましたが・・)

長距離輸送を得意とするバス会社です。

台北駅から見ると国光バスの停留所は「北東」に

あります。

ひとことに台北駅と言ってもとても広く、

桃園空港線の方から来ると国光バスは一番遠い

位置にあるので、分かりにくいと思います。

以下の地図で確認してください。

地上1階から行く場合は「北1門」を出て右側です。

地下街からのM1やY4でも同じような場所に出ます。

（MやY、Zなどは地下街の区画の名前です）

台北駅を出て数十メートルで国光バスの

バスターミナルがあります。

複数の路線が乗り込んでおり、1～5番まで

乗り場があります。(4番は欠番です)

なお、バスに乗るときは悠遊カードがあった方が

絶対に良いです。

日本のSuicaと同じでコンビニなどでも使えて

便利ですし、細かい現金の準備や計数をすることも

無くなります。

(自分は通勤で市内バスを使っていますが、

現金で払う人は50回に1回くらいしかいません)

悠遊カードはバスターミナル内の自動販売機で

売っており、チャージもできます

野柳までは片道98元ですので200元ほどチャージ

してください。(チャージを外国ではトップアップ

と呼びます)

野柳地質公園は1815系統の金山行きに

なりますので、一番奥の「5番」に並びます。

5番に並びました。

台湾バスアプリをスマホに入れておくと、

バスの到着時間が分かることと、バスの現在位置や

バス停が地図上に表されて、すっごく便利です

以前、アプリのインストールや使い方を詳しく

ブログに書きましたので、必要に応じてごらん下さい。

(過去ブログ)台湾バスアプリ活用方法

8分ほど待って、バスが来たと係員さんに声を

掛けられたので「野柳」の文字を見せて、

ちゃんと到着する事を確認しました。

立派なバスなので座席にUSB充電端子があります。

これは助かります

念のため、バスアプリで乗ったバスの車両番号

FAB-283が目的地に向かっていることを

確認しました

このバスアプリはGoogleマップの上にバス停と

自車位置が出ますので、分かりやすくて便利です

拡大・縮小して目的地付近とバス停を確認します。

バスは乗るときと降りるときの両方タッチします。

台北　→　野柳　は乗車時に初乗りとして56元、

降車時に42元の合計98元(約343円)でした。

(2019/10/19時点)

台北駅～野柳バス停までは1時間12分でした。

バス停を降りてからの道のりは、港を横目に

見つつ、平坦な道で10分程です

時折、案内の看板が出ています。

漁港です。

イカ釣り漁船ですかね。

到着です

本当は8:00ちょうどに来たかったのですが・・・

9:20頃のチケット売り場です

けっこう混んでいます

でも、5分と待ちませんでした。

大人：80元(約280円)

12歳までの子供は半額です。

ちょっと前まで60元だったような気がします。

公園の入り口でチケットを出すと、

半券をちぎられます。

200メートルほど歩くと・・・ついに現れました

突然この見たことも無い景色が眼下に広がります。

写真だと臨場感が伝えきれませんが、

広がる海の景色とアースカラーで埋め尽くされた

奇妙な景色に目を奪われます。

これは凄いです。

海の突端に位置するので波は激しいです。

この波に浸食されたんですね

さっそく下に降りて、間近で見たいと思います

足元は一部、砂状になっていることろもありますが、

基本は岩そのものです。

赤い線から先には出てはいけません。

赤い線を踏み越えたり、岩に触ったりすると、

監視員からホイッスルを吹かれ、大きな声で

指摘をうけます。

けっこう厳しく怒られます。

高低差がかなりあります。

運動靴じゃないと滑って危ないです。

また、服装はズボンが良いと思います。

北側の遠くに灯台と断崖絶壁が見えます。

空が重たく、海は荒れ模様、遠くに霞んだ断崖絶壁の

風景は、油絵にでもなりそうな荘厳さです。

北に移動しました。

こちらはクイーンズヘッドがあるエリアです。

一番混むところです

クイーンズヘッドまでは木道が敷かれています。

木道は右回りの一方通行です。

とんでもなく並んでいます・・・

ここは最大の人気スポットなので朝一番に

入ってもそれなりに列ができます。

ただ、30人くらいの列でも15分ほど待てば

番が回ってきます

自分は待ちきれなかったので、反対側から

撮って、良しとしました

てっぺんがごつごつしていないパターンの

岩もあります。

波で磨かれたのでしょうか。

謎がいっぱいです。

角度が悪かったのですが、ハートの形を

した岩です。

ウニの化石です

途中、飲み物やトイレ休憩ができる場所があり、

ここより北側は山になるので、行く人は凄く減ります。

いざ行ってみると、すごい階段の量を上らないと

なりません。

けっこうしんどいです。

ここまでですれ違った人は、のべ10人もいませんでしたが、

なぜか西洋人が多かったです。

人の代わりに、近寄っても飛んでいかない

真っ白な鳩がいました

頑張ってこの山に登ると見られる

豆腐のように規則的にならんだ岩です

ここで来た道を振り返ってみます・・・

随分高いところまで来ました。

頂上には美しい姿の灯台があります。

この先もさらに北側へ行けるはずでしたが、

気づいたらぐるっと回って、元の場所に

戻っていました

ずっと北に向かって歩いていると信じていたので、

自分が来た道でも気づきませんでした

あれ？元の場所だ・・・と気づいたのはクイーンズヘッド

まで来た時でした。(ずいぶん気づくのが遅いですが・・)

キツネにつままれたような気分です。

突端まで行くのは次のチャレンジテーマにします

帰り際に、クイーンズヘッドⅡを見ておきました。

FRP製で精巧に再現したものです。

将来、クイーンズヘッドが崩壊した時のために

作ったようです。

こちらの方はすいていました。

まだ10:30なのに、既に駐車場は満車で、

大型観光バスが20台以上も駐車場待ちを

していました

何時間待ちになるのでしょうか・・・

これ以上の混雑を避けるため、警察がこの公園に

曲がる道路を封鎖しました

それにしてもすごい人気です。

そうなりますと、バスは路上に駐車して、

ツアー客を降ろし、歩きで公園に向かいます。

団体客は入場規制の対象になるので、

場合によっては園に入れず、待ちになることが

あります。

やはりこの公園にはなるべく早く入る方が良くて、

できれば、8時ぴったりに入るのが理想です

　

今思い出してみても、実に幻想的な景色で

心に残る貴重な体験でした。

凄くおすすめです

天気が良くても曇天でも絵になる風景でした。

さすがに雨の日は足元が悪くなりそうですが、

それはそれでよりいっそう幻想的で非日常が味わえると

自分は思います。

なお、この公園は2時間あれば見られますので、

この後、九份で老街を見たり、十分でランタン飛ばしと

十分瀑布を見る時間はじゅうぶんあります

ちょっと体力使いますが、頑張れば十分に行ってから

九份に行くことも出来ます

けっこうこの辺りは見どころが多い土地ですから、

色々行ってみると楽しいと思います

先日のポイント改悪によって15%プランだったホテル

が軒並み12%にダウンしています

プランそのもののお得度は変わりませんが、

ポイントが欲しい人には魅力が減りました。

hotels.comなどは基本的に10泊すると、

平均宿泊金額に応じた1泊が無料になり、そこに税が

乗るので約9%ポイントの還元とみなせます。

楽天の最大の利点はホテルの宿泊ポイントであっても

楽天ポイントになり、日常で使える点ですから

相変わらず優秀なポイントには違いないですが、

アジア圏の苛烈な競争に勝ちぬくにはポイント付与率を

上げないと、出張族の利用は下がると思われます。