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緑の寺院ワットルンルーアン(ラムチャルンから改名)、タイの火葬場とお墓

(2)

テーマ：タイ(3328)

カテゴリ：旅

バンコクの寺院には火葬場が併設されている

ことがあります。

日本のような設備では無く、煙突は低く、

煙は見えますし、においもします。

民家や商用施設のすぐそばで火葬が普通に

行われます。

王室仏教寺院に火葬場が併設されている

こともあります。

その反面、寺院に行ってもお墓を見ることは

かなり稀です。

これは、タイでは海や川、山への散骨が一般的に

行われているためです。

しかし、中にはお墓を持つケースもあり、

寺院の内壁に漆喰で遺影が埋め込まれているのを

たまに見かけますし、中には墓石のように仏塔を

模した墓が建てられていることもあります。

さらに墓のコンドミニアムと呼ばれるような

1万人以上が収容できる大規模なものも

バンコク都内に出始めています。

なお、中華街の周辺には墓を持つ寺院が多い印象です。

日本人がタイで亡くなり、そのままタイに

お墓を持ちたいというケースでは日本人用の納骨堂

を持つ寺院もあります。

(パクローン花市場そばワットラチャブラナラート)

同じ仏教に於いても死後と現世の捉え方や距離感に

違いがあり、こういった死生観には様々な

文化的側面が背景にあるのだと思います。

今回ご紹介する下町の寺院

『ワットルンルーアン(ラムチャルン)』

は火葬場とお墓が両方ある珍しい寺院です。

最寄り駅はBTSサパーンタクシン駅ですが、

徒歩15分ほどかかるので猛暑の日はけっこう

辛いです。

たまにコンビニに寄って涼んだ方が良いです。

Googleマップでルートを表示する

バンコクの下町に慣れていれば特に問題は無い

のですが、普通に汚くてネズミもいますので

慣れていないとちょっと驚くかもしれません。

また、傍に観光名所なども無く、駅も遠いため、

外国人旅行者がふらふら歩いていることは無く、

住民には珍しがられることも多いです。

こういった裏道で日本人旅行者がバイクに乗った

ひったくりに遭うケースが多いので、

かばんは必ず前に持つ方が良いです

寺院の入り口には真新しい看板が掛けられています。

”Wat Rungrueang Charoen Sattha"

ワットルンルーアンチャルンサターとありますが、

少し前までワットラムチャルンと呼ばれていました。

自分が訪れたのは2020年の2月だったので、

寺院はちょうど改装工事を行っているところでした。