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カテゴリ:生活用品
7年前に購入した日立の乾燥機能付き洗濯機
ビートウォッシュ(BW-D8SV)ですが、 今年の春くらいから洗濯が終わった後の衣類に 小さな茶色いゴミが混ざるようになりました 調べてみると、どうやら洗濯槽にこびりついている 黒カビが剥がれてきているようです ちょこちょこと市販の洗濯槽クリーナーで掃除を していたはずなのですが・・・ 洗濯槽クリーナーを色々と試し、茶色いゴミを なんとか一掃できないものかとトライしたのですが、 どうしても除去できませんでした それならば、一度分解清掃をしようと思い、 お掃除の業者に見積もりをとったところ、 なんと20,000円以上もします・・・ 「日立、ビートウォッシュ、乾燥機能つき」 というだけで相当難易度が上がるという話で 33,000円という業者もありました 仕方ないので自力でやろうと思い、YouTubeや webで分解の方法を探したのですが、分解の肝心な 部分を説明しているものはありませんでした どうしてこんな洗濯機を買ってしまったのだろう・・・ と凹んでいたのですが、落ち着いて考えれば 所詮は大型家電ですし、作業時間と場所が 確保できれば、なんとなく出来るのでは? と思いたちました。 複雑な調整や重量のある内燃機関をオーバーホール したり、超微細パーツの機械式時計をオーバーホール する訳では無いです ということで、やってみました。 作業しながら写真を撮ったので全部は撮り切れず、 また、非常に汚いので一部ボカシなどを入れてます。 分解図などが入手できず、触りながらカンでやった 作業のため、説明も不足がちに思います。 不慣れな個人での作業なので場合によっては 部品を落としたり、壊したり、現状復帰できなく なる可能性もあります。 また、ケガのリスクもあります。 あくまで自分の体験記として公開しますので、 自己責任でお願いします 【必要工具】 ・ハンマーレスフランジナット回し(HW-25K) 洗濯槽を留めている38mmのフランジナットに 用います。38mmのディープソケットと電動工具 などや、打撃スパナでも作業可能ですが、 洗濯槽の空間に特化しており非常に使いやすい のであった方が良いと思います。 ・2爪ギアプーラー(150mm) 洗濯槽の抜き取りに使います。 カルキや錆で固着していることが殆どだと 思いますので、必要に思います。 ・プラスドライバー ・マイナスドライバー ・17mmのソケット、ラチェット(ギアプーラー用) ・吸盤2個 ・耐水ペーパー #400辺り ・雑巾、キッチンペーパー 【分解作業】 ①コンセントとアースを抜き、濡れないように しておきます。 ②水道の元栓を締めます。 ③洗濯機側の取水ラインを抜き取ります。 この時、水が漏れるので雑巾を用意しておくと 良いです。 ④排水溝のパイプを抜き取ります。 これは洗濯機を移動して作業性を上げるためです。 もし、移動しなくても周辺が広い場合は不要な 作業です。 ⑤洗濯機上部の四つ角にプラスネジがあるので、 これを外します。 奥側: やけに長いネジです。 手前側: カバーをマイナスドライバーで外してから回します。 ⑥フロントの操作部を外します。 爪で上下が引っ掛かっていますが、手前側の 大きな爪がメインなので、手前側から外します。 プラスネジが左右にひとつずつありますので、 これらを外します。 ⑦乾燥機フィルターを抜き取り、ネジカバーを 外して、プラスネジをひとつ外します。 この場所にネジ留めされているとは 最初見つけられずにちょっと苦労しました ⑧これで上部カバーが持ち上げられるようになります。 しかし、上部カバーと操作部のケーブルが繋がって おり、それらを外さないと上部カバーはフリーに ならない為、勢いよく持ち上げずに作業をします 柔軟剤トレーと乾燥機フィルターの中央にある この辺りを手前に引っ張りながら上部カバーを 持ち上げます。 操作パネルからのケーブルは左側のガイドに沿って 通線されていますので外します。 ※上部カバーを持つ補助作業員が必要になります。 これで上部カバーはフリーになりましたので、 床に置きます。 ケーブルのテンションを見ながら置き場所を 決めてください。 構造が分からず観察しながらやったので、 ここまでで15分くらいかかっています ⑩上部ユニットのネジを2か所外します。 左側: 右側: ⑪上部ユニットを浮かせながら、各種パイプを 外していきます。 水や柔軟剤、乾燥機送風パイプが6か所も繋がって いて作業スペースも狭いので少し難所でした 構造的に手前側のパイプから外す必要があるので、 左から順に外していきます。 ホースクランプをつまんで2本のパイプを上に 引き抜きます。 作業しにくい場合はクランプを上に移動して 両手でパイプを引き抜くと楽です。 次に上部ユニット右奥の透明なチューブを同じく クランプを緩めて引き抜きます。 (写真にはクランプが写っていません) 最後は奥側にある3本のパイプを抜きます。 奥まっていることに加え、一番右のパイプは なぜかグリースまみれでヌルヌルしており、 滑って全然掴めません キッチンペーパーを被せながらなんとか 抜き取りました。 真ん中のラインはシーリングしてありましたが、 引っ張ると取れたので、良しとしました。 今思うと、上部ユニット側を取れば良かったの かも知れません・・ 最後のパイプは上では無く、奥側に引き抜きます。 こちらもシーラント?が施してあったように 思いますが、パイプの挿入距離も深く、 この向きでの接続なら不要かなと勝手に解釈して かまわず抜きました。 ここまでで30分ほどかかりました。 また、右奥のカバーを抜く時にちょっと指を 切ってしまいました ⑫これで晴れて、洗濯槽上部カバーが外せるように なります 洗濯槽上部カバーには外周をぐるっと囲む形で プラスネジが配置されています。 ネジを外すだけで非常に簡単であったため、 さくさく作業をしてしまい、個数を数えていません でした・・・8個くらいだったように思います。 ※場所的にネジの落下にご注意です。 洗濯槽上部カバーには乾燥機の送風を受ける ステンレス板がくっついてきます。 これの接続部が弱くて曲がりやすいので要注意です。 ⑬洗濯槽を取り外しにかかります 真ん中の穴がいっぱい開いている部分を パルセーターと呼ぶようですが、これを最初に 外します。 真ん中のプラスネジを普通に(左回し)外します。 ※引き抜いた後には花型のワッシャーが入って いますので無くさないようにします。 YouTubeなどでは、パルセーターの穴に針金を ひっかけたり、穴に木ネジを入れていましたが、 吸盤が一番安全で何も傷つけません 2か所につけて、水平に上へ持ち上げると簡単に 軸から引き抜けます。 洗濯槽からパルセーターを引き抜く際にちょっと 引っ掛かりますが、ぐっと引き抜けばパルセーター 側がたわむので、抜き抜けます。 ⑭ついに最後の作業になります モーターと繋がっている洗濯槽のナットを外します。 専用工具であるハンマーレスフランジナット回し を使います。 この特殊工具の使い方ですが・・・ 2つの組み合わせで出来ており、 左側はハンマー部、右側が38mmレンチ部に なります 38mmレンチ部の拡大です。 ちゃんと面接触にしてあるのが素晴らしい クオリティです。 ちなみにPanasonic製です レンチ部の上にハンマー部を乗っけます 例えば、ボルト緩める場合はこのハンマー部を 時計回りに回して、ハンマーをレンチ部に ぶつけます。 ぶつけた衝撃でボルトを緩める・・・という 良くできた特殊工具です ハンマー部が片側だけですとバランスが悪くて レンチがボルトから外れてしまう為、両端が ハンマーになっている点も非常に秀逸です ただ、値段がとても高いのが最大の弱点です・・ ⑮特殊工具によって簡単にボルトが取り外せたので 洗濯槽を軸から引き抜きますが、ここはカルキ などでガビガビに固着しており、揺すったくらい では引き抜けないので、ギアプーラーを使います 100mmでも行けそうでしたが、余裕が欲しかった ので150mmのもの使いました。 プーラーのボルトは17mmなのでラチェットレンチを 使って時計回りにどんどん巻き上げていきます。 洗濯槽の形からみてもプーラーをひっかける ことを前提にしているようです。 3爪のプーラーが安定性では秀でますが、 2爪で十分でした もちろんギアプーラーの基本として、 爪をしっかりひっかけること、軸を真っすぐ立てて 左右対称の形にすることが重要です。 プーラーの爪をひっかけている洗濯槽側は たわんだりすることなく非常に堅牢ですので 順調に引き抜き作業が進みます。 無事に洗濯槽が抜けました ここまでの所要時間は意外とかかって 40分でした。 【掃除】 掃除はケルヒャーと靴用のたわし、割り箸などを 駆使してやりました。 2ヶ月に一回程度、洗濯槽クリーナーを使って 綺麗にしてたはずですが・・・十分汚いです 特に洗濯槽の底部は最強クラスの汚れでした カルキでガビガビになっており、洗剤が固まった ものやカビが堆積し、とても生データ画像を お見せできません こんなに硬化していたら市販の洗濯槽クリーナー なんかで綺麗になる訳が無いです。 割り箸を大量に使ってひたすら掻き出しました。 ステンレスへの汚れは固着が無く、手で簡単に 取れるレベルです。 高圧洗浄でみるみるうちに綺麗になります さらに、洗濯槽以外にも汚い所はありました・・。 柔軟剤投入口: これもおぞましい汚れ方でした・・・ 柔軟剤しか入れていないハズなのに、どうして こんなに汚れるのでしょうか カビは柔軟剤が好きなんでしょうか 乾燥機フィルター奥: ここはカビというより、埃の汚れがごっそり 堆積した感じです 場所にあったサイズになるよう色々と工夫し ツールを作って掃除をします。 何だかんだで掃除には1時間も掛かりました 【取り付け】 取り外しのときと逆手順なのですが、 1点だけ注意があります。 洗濯槽を軸にはめる際、軸は真円ではなく一部が フラットになっています。 こちらは洗濯槽の底部ですが、軸用の穴にも でっぱりが2か所あり、軸のフラット部と このでっぱりを合わせて槽を入れ込みます カルキなどで穴の内側がガビガビになっていると 槽がすとんと入りませんので、400番程度の 耐水ペーパーで穴の内側をやすり掛けして おくと良いです。 同じく軸側も耐水ペーパーで磨いておくと 今後のメンテナンスも楽になります 取り付けは、手順や構造が頭に入っていたので、 非常に楽でした。 パイプをつけるのにちょっとてこずった位で、 10分ほどで終わりました。 合計で約2時間の作業となりましたが、 完璧に汚れを取ることが出来たので大満足です 【動作確認】 作業で汗をかいたので、試運転を兼ねて着ていた服や タオルを洗濯しました。 特に問題はなく、洗い終わった服にもごみは付着せず、 良い香りに洗いあがりました 春先から長らく悩んでいた洗濯機の不具合が解消できて とても良かったです ▼2021/12/8 経過報告 約4か月ほど毎日洗濯機を使っていますが、水漏れ等の 不具合も無く順調です 今の所、洗濯後に服に付着していたカビも無く快適です 念のため、洗濯槽のナットを増し締めしたのですが、 全く緩んでいませんでした。 ▼2021/12/29 経過報告 カビトルネードで槽洗浄をしたところ、それなりに 汚れが浮かんできました 半年に一回、槽を取り外して洗う手もありますが、 冬場の寒い中にやるのはけっこうしんどいので やはり定期的な槽洗浄は必要ですね 【おまけ付き】カビトルネードNeo 洗濯槽クリーナー 縦型用 3個セット 掃除 かび カビ取り カビ取り剤 リベルタ カビ対策 洗濯機 洗濯槽 パナソニック Panasonic 洗濯機 ハンマーレスフランジナット回し HW-25K 【強化型】2爪ギヤプーラー1穴150mm/二つ爪 ベアリングプーラー ギアプーラー 150mm/外掛け、内掛け 兼用タイプ/鍛造製 二本爪プーラー150ミリ/【送料無料】代引不可/ KTC(京都機械工具) 6.3sq.ソケットレンチセット[17点] TB214 ベッセル 電ドラボール ビット1本付 USBケーブル付 220USB-1 【 送料無料 あす楽 ドライバー ボールグリップ 電動 手動 早締め 本締め 電気 設備 工事 メンテナンス 自動車 二輪 自転車 DIY 日曜大工 ホビー プロ USB充電 LED 日本製 VESSEL 】 【竹ブラシ L】【洗車用品】竹ようじ コバ用 コバ部分 歯ブラシタイプ 竹楊子 お手入れ お掃除 ほこり取り ホコリ取り 曲柄ブラシ 鉄粉除去 鉄粉落とし 鉄粉落し ホイール汚れ ブレーキダスト除去 洗浄用ブラシ エンブレム 水垢除去用ボディー隙間 よごれ タイヤ洗浄【車】 耐水ペーパー 各種 230mm×280mm DCCS-180-2000 SANKYO-FUJI STAR 三共理化学 ネコポス非対応 耐水ペーパー 磨く 削る 紙 ヘッドライト 充電式 ヘッドライト led 登山 防水 1800ルーメン ヘッドランプ LEDライト 充電式 米国CREE社製 XML-T6 充電機 リチウムイオンバッテリー付 サーチライト 角度調節 ストロボ機能付き (HL80) お風呂洗い QQQ バスクリーナー 細〜い隙間や隅っこの汚れも、キュキュッと力を入れて掃除できるから、すばやくキレイ!【ポイントブラシ】シンプル 白 おしゃれ 隙間 ブラシ 浴槽 バスルーム 風呂 掃除 i36 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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