カテゴリ:本
一冊の本を通してよみがえる懐かしの喫茶店
私は、ちょっと時代を感じさせる老舗の喫茶店が好きです。学生時代、いろんな喫茶店巡りをし、その記念にマッチをもらい集めていたことがあります(もう、今はマッチ集めしていませんけれどね)。老舗の喫茶店には、コーヒーのおいしさをさらに引き立たせるような味わいがあります。そんな私のお気に入りの本がこれ。「琥珀色の記憶 ~時代を彩った喫茶店~」です。古きよき時代の喫茶店がいっぱいつまった一冊です。 そして、本を読めば、昭和30、40年代の喫茶店全盛時代へタイムトラベルできますよ~。 「琥珀色の記憶 ~時代を彩った喫茶店~」 (奥原哲志著、河出書房新社) 本を開けたとたん、 古き良き時代にタイムトラベルします。 興味をもったのは、日本最初のコーヒー店の話。 当時1杯が1銭5厘。明治時代です。 (明治時代にすでに、喫茶店があったんだ!) そして、昭和30~40年代 この時代は、特色のある喫茶店が各地で店を構えていたといいます。 (喫茶店全盛時代のようです) 東京・新宿は若者文化の中心として喫茶店が個性を競い合っていたようです。 (昭和32年頃の新宿駅周辺の喫茶店地図も載っています) 茶房青蛾、新宿風月堂のほか、名曲、ジャズ、純喫茶など喫茶店の話がいろいろ。 (読んでるだけで、楽しくなってきました....) 歌声喫茶の話もできてきます。 (一度、行ってみたいと思いました) なつかしい写真もいっぱい。 当時の喫茶店の建築様式も見ることができます。 (とってもいい雰囲気なんです) それにしても当時は、味わい豊かな喫茶店が多かったこと。 本を読めば、喫茶店に行きたくなるかもしれません。 喫茶店の歩みや、世相がこの一冊から見えてきます。 著者は誰? (って、ちょっと気になりました) 喫茶店の道先案内人は、奥原哲志さんという人です。 著者紹介欄には、次のようなプロフィールが出ていました。 1964年、長野県生まれ。 新宿区立新宿歴史博物館学芸員として、 主に近現代史関連の展示会を担当。 たかが喫茶店、されど喫茶店。 急においしいコーヒーが飲みたくなってきました~ぁ! ・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。:'・.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:. ハル子先輩の好きな喫茶店はどこですか? (って、聞いても答えてくれないかも....) 「大阪で挙げるなら、 大正10(1921)年、船場に誕生した平岡珈琲店。 ここは、自家焙煎のコーヒーと手作りのドーナツがおすすめね。 昭和9(1934)年創業の丸福珈琲店も 自家焙煎で、濃いコクのあるコーヒーが美味ね。 京都ではコーヒー店の老舗イノダコーヒー店が....。 神戸では「にしむら珈琲店」かしら .... ざっと、挙げれば、おすすめは100店ぐらいあるけれど 全部、あげましょうか?」 とどめなく、店の名前が出てくるハル子先輩.....。 ハ、ハル子先輩、参りました~ やはり、ハル子先輩はただ者ではないです! コーヒー飲んで落ち着かなくては.....(汗) ※ このブログは,女性のためのネットマガジン『エルバイエル』でも紹介されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 1, 2008 02:31:54 AM
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