カテゴリ:恋愛
青年の恋....
昨日の続きです。ミナミさんに恋したバイトのA君。8月29日をもって、我が社のバイトが終わります。そのA君に残された時間はその日の8時間。さぁ、どうするA君。 first impression♪ A君の恋の行方の続きです。 (なんか、人ごとながら気になるんですよね) というのも、A君のラブレターが私の机の上にあったことから 否が応でも、私はA君の気持ちを知ることになります。 その話(一昨日)は→こちら そのラブレターは私にではなく、ミナミさんに宛てたものでした。 ドジなバイトのA君が仕事中に走り回っていて、 なにかのハズみにポケットからこぼれ落ちたというのです。 (私の机の周辺にその手紙が落ち、誰かが私のものと思って机の上に....) ミナミさんがA君に中身はと聞くと、「交際申込書です」と真顔でいったそうです。 で、ミナミさんは「偶然にも私の机にその手紙はあったよ」っていうと A君はホッとした表情になって、再び「すみません」って頭をさげたといいます。 そして、A君は大学の夏休みが終わるため8月29日でバイトをやめることに。 7月から2ヶ月、我が社にいたのです。 (丸2ヶ月いたんだ~) 最後の日、バイトのA君は朝からいつも通りに出社し、 働いていた。結構、まじめに....。 私はほとんど、バイトの人たちとあまり口を交わしたことがない。 (自分の仕事に追われて、そんな余裕がなかった.... ) ミナミさんを見ると、バイトの人たちの面倒もよく見ていました。 (自分の仕事も忙しいのに、結構、彼らのフォローもしていたんだ....さすがです) A君はそんなミナミさんに惹かれたのかしら....。 8月29日、午後5時30分。無情にもバイト終了の時間がきました。 (シンデレラタイムみたいな気がしました~) バイトさんたちに送別会はないです。 時間がくれば、お別れ.....それだけ。 でも、うちの課でも、花束をあげることになっていました。 (きれいな花束をバイトさんの人数だけ用意していました。誰が考えたのかしら) バイトのA君にも上司から花束が贈られました。 (男性のバイト君に花束は似合わないって、正直、私は思いました...) もう、終わりなんだ....。 (彼のバイトが終われば、すべて終わりなんだと勝手に思いました) それに、ミナミさんは打ち合わせで、彼の退社する時間が来ても会議室に入ったまま。 (最後なのに、お別れもできないのかな...って思いました) A君は笑顔で、部屋から出ていきました。 ミナミさんが戻ってきたのは、彼がオフィスから去って2時間後。 それから、私とミナミさんがオフィスを出たのは、午後8時30分すぎ。 ビルを出ると、A君が待っていました。 (えっー、どうして....私はどうすればいいの...) 「ミナミさんにこれまでのお礼が言いたくて、迷惑だと思いましたが待っていました。 お礼を言わずに、このまま、終わりたくなかったんです。 僕の失敗をフォローしていただいたり、指導していただいたり、 ご迷惑いっぱいかけました。 この2ヶ月間、本当にありがとうございます」 深々と、頭を下げたA君。 (何だ、コク(告白)らないんだ.....) ミナミさんが笑顔で「お疲れさまでした」と、いいました。 A君がその言葉に笑顔になり、なんと、もらった花束をミナミさんに渡したんです。 (もらった花束で勝負するの???) 「ミナミさんと同じ会社に入られるように絶対にがんばります!」 (えっー、どういうこと???) そう言い残して、A君は帰っていきました。 その間、数分でした。 (気を利かして、私だけ先に帰るべきだったかしら???) ラブレターの文面の一部を思い出しました。 first impressionで、僕は恋に堕ちました。 年下で学生で、すべてにおいて、あなたに負けるけれど.... (よく覚えていませんが、そんな文面で始まっていたと思います) 将来、ミナミさんと一緒に仕事できたら、楽しいだろうと思いました。 (中身をこれ以上書けませんが、こんな感じの内容だったかしら....) ミナミさんに聞いてみました。 「どうするの?」って。 笑顔でミナミさんが言いました。 「急に言われてもね....。でも、もし、縁があれば、また、出逢うでしょうし、彼の気持ちが本物であれば、時間が過ぎても色あせることがないと思うの。これが今の私の気持ち。手紙の件で彼と話したときも同じことを言ったわよ」 (ミナミさんは大人です....きっと) ミナミさんは28歳で仕事ができるお姉さんに成長中! かたやA君はまだ大学生で21歳....親の支援を受けている。 (どうなるのかな???) ・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。:'・.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:. なぜか、回り回って花束が私のもとに 「この花束、あなたにあげる」と、ミナミさん。 (ま、いいか、もらって明日、母の病院にもっていきますね) ここだけの話ですが、ミナミさんは数ヶ月前に彼氏と別れています。 別れた理由は、 「彼氏が、結婚したら絶対に家庭に入ってほしいって言ったから。 私は働きたいし、自分の仕事に誇りをもっているし、 学生時代からこの仕事に就きたいとがんばってきたのよ。 それを認めてくれない彼とは、これ以上つきあえないと思ったの。 また、彼の夢は幸福な家庭をつくること。 家に帰れば、奥さんがご飯炊いて待っている家庭が夢だったんですって。 彼の夢に参加できないなって思ったのよ」 好きな人だったのに....。 この話を書こうかどうか迷いましたが、書いてもいいって。 (なんで、許可もらってんだ、私....) ミナミさんいわく 「次に恋愛するときは、仕事をする私を好きになってくれる人がいい」 って言ってました。 A君、この点はクリアしていましたね。 ※ このブログは,女性のためのネットマガジン『エルバイエル』でも紹介されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 30, 2008 11:59:48 PM
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