1995年１月17日がよみがえる...

早朝、目が覚めました。あの日と、同じ家で....。今朝、私の記憶は、阪神・淡路大震災が起こった1995年１月17日にタイムバックしていました。思わず、体が震えました！


【おわび】
　昨日もいっぱいコメントをありがとうございます。返事書けなくてごめんなさい。いつもながらすみません....。


午前5時46分52秒

　神戸の東遊園地の一角にあるマリーナ像は、今も
（神戸市役所の南側に位置）

　1995年（平成7年）1月17日午前5時46分52秒をさしています。
（地震が起こった瞬間に時計が止まり、今もそのままになっています...)

　このマリーナ像も地震によって倒壊しました。
　現在は修復されて、震災モニュメントの一つになっています。

　あれから14年が経ちました。

　私は今も、阪神・淡路大震災の被災地に住んでいます。

　震災を受けた家で、今も暮らしています。

　そして、仲間にも大震災に遭った人がたくさんいます。

　子どもだった人からすでに社会人だった人まで。

　家族や親戚、友達，知人など、仲間を亡くした人もいっぱいいます。
（私も大切な友を亡くしました....)

　

　そして、今朝、あの時間に目が覚めた人は少なくないでしょう。

　午前5時46分.....。

　私の記憶がよみがえりました。

　普通ではない大きな揺れ....。

　何が起こっているのかまったくわからない恐怖.......

　暗闇で崩れていくものの気配を感じました。

　ドアがつぶされ、家具が倒れ...

　なのに、なのに、物音を何一つ私は覚えていませんでした。

　家人が私の名前を呼んでいました。

　なのに、恐怖のあまり声がでませんでした。

　暗闇の中で、パニックしていて.....

　そのとき、我が家に犬が６匹いました。

　まだ赤ちゃん犬が３匹と、成犬が３匹....。

　小さな赤ちゃん犬のことが頭の中によぎりました。

　家人の声がして、家人が生きていることわかりました。

　身動きできないベッドの中で

　私は犬たちの名前を一匹、一匹呼んでいました。

　犬の声はしませんでした。

　でも、後でわかりましたが、６匹も無事でした。

　犬たちも恐怖で震え、家の隅でうづくまっていたとか。

　
　少しして、回りが明るくなりだして....

　初めて、すごい状況になっていることに気づきました。

　家の中はもうぐちゃぐちゃ。

　大きな冷蔵庫もヒックリかえり

　ドアもブッ潰れていました.....。

　電気もガスも水道も止まっていました。

　町の一角から煙も上がっていました....。


　戦争が起きたの？？？
　
　地震だとは思えずに、つぶやいていました。

　その日、水も食べ物もありませんでした。

　でも、お腹が空かず、ノドも乾きませんでした。

　
　余震が続き、家は危ないと家人が判断し、

　家族と６匹の犬が乗用車の中にいました。

　生まれて初めて、車の中で寝ました。

　
　目が覚めました。

　車ではなく、我が家のベッドの中に私はいました。

　あれから14年.....。

　毎年、今日が来ると、思い出すあの日。

　
　一生涯忘れてはいけない思い出なのです！


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　語り継がなくては.......

　阪神・淡路大震災を知らない人が増えています。

　そんな中、あの日を語り継ぎ、

　災害の怖さをみんなに知ってもらおうと活動している人もいます。

　思い出したくない記憶。

　でも、忘れてはいけない記憶。

　阪神・淡路大震災を私は、忘れないでおこうと、今年も心に誓いました。

　
　今日も働きマンしています！！

　

※ このブログは，女性のためのネットマガジン『エルバイエル』でも紹介されています。