聖書三部作(共通企画)
『典礼聖歌研究工房アトリエおおましこ』1000アクセス記念!全ブログ共通企画 聖書カンタータ三部作『イザヤの預言』『預言書による争いと平和』『ヨハネによる福音』 『典礼聖歌研究工房アトリエおおましこ』は皆様のおかげで、ホームページ開設以来1000アクセスを越えることができました。そこで、全ブログ共通の企画として、聖書カンタータ三部作を取り上げることに致しました。 高田三郎は、教会の中では『典礼聖歌』の作曲者として有名ですが、「水のいのち」「こころの四季」「ひたすらな道」など、数々の合唱曲を作曲し、合唱界の重鎮・大御所的存在であったことは、あまり知られていません。その一方で、合唱界では、「日本のいのりのこころ」である『典礼聖歌』、合唱音楽では避けて通ることのできない「教会音楽」を日本語で作曲していることは、あまり知られていません。 この聖書カンタータ三部作は一般の合唱曲でありながら、そのテキストは、自身がカトリック教会の『聖書』朗読から取り上げ、作曲手法も『典礼聖歌』と同じ作曲手法を用いており、一般の合唱曲と、『典礼聖歌』との橋渡し的存在ということができると思います。 また、今年、2005年は、これら聖書カンタータ三部作の第一作、「イザヤの預言」の楽譜発行から25周年の記念の年にもあたります。 そこで、『典礼聖歌研究工房アトリエおおましこ』は、本来、『典礼聖歌』の研究が主体ですが、今回は、この聖書カンタータ三部作について、リンクする4つのブログ=『今日の聖歌』、『年代記』、『聖歌 練習日記』、『「祈り」と「聖歌」』共通で、通常の各ブログ固有の記事の他に、記述することに致しました。この企画により、多くの人に、聖書カンタータ三部作を通して、神のことばと、『典礼聖歌』の品位ある深い祈りが伝われば、これにまさる喜びはありません。 各ブログ固有の記事の合間をぬって、さらにホームページの更新もあるので、定期的な記述にできるかどうかわかりませんが、できる限り週一回の更新を目指したいと思います。 次回は、「共通する作曲手法」として、聖書カンタータ三部作に共通する作曲手法と同時に、『典礼聖歌』とも共通する、高田三郎特有の作曲手法について取り上げたいと思います。実は、これが非常に重要で、これを理解していないと、『典礼聖歌』や聖書カンタータ三部作はもちろん、一般の合唱曲も、テキストを生かして歌うことができないのです。その後、作曲順にそれぞれの曲を見てゆきたいと思います。 なお、『典礼聖歌』については、『典礼聖歌研究工房アトリエおおましこ』をご覧ください。