イエスの皮肉
本日は司祭不在の主日の集会祭儀だったのですが 代読するはずの主任司祭の説教文が届かなくて 福音朗読の後は しばらくの間の沈黙だけになりました。ところで 今日の福音朗読のたとえ 天国はこんなところで地獄はこんなで なんてそっちに興味が行ってしまいそうですが ここのところは あくまでも「たとえ」であって イエスが言おうとしていること 核心部分は 最後の一文「もし、モーセと預言者に耳を傾けないのなら、たとえ死者の中から生き返る者があっても、その言うことを聞かないだろう」今日朗読された箇所の前のぺリコーぺの最初に「金に執着するファリサイ派の人々が、この一部始終を聞いて、イエスをあざ笑った」(ルカ16:14)ことに対して発言したことの続きが今日の朗読箇所であり この核心部分。イエスが言いたかったことは「聖書のことばに耳を傾けない=聖書を正しく解釈して その道を歩まないなら 死者の中から生き返る者=復活する者がいても 信じもしないし その教えに耳をかたむけないだろ」 つまり お金に執着する君たちは きちんと聖書を解釈して守っていないんだし わたしがきちんとした聖書の解釈を話しても受け入れないんだから わたしが復活したって信じるわけはないし 復活してからも言うことを聞かないだろうから いうだけ無駄だよな。とまあ かなり辛辣な皮肉を言っていると思いますね。ちょっと言い過ぎかもしれないけれど そういうことなんですが 説教にはできないし 教話としても話すわけじゃないので。