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聖歌は生歌

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2005.07.31
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カテゴリ:答唱詩編
36 神のいつくしみを 

【解説】
 詩編45は王の婚宴での祝宴の歌です。11-12節では嫁いだ王妃に語りかける部分があり、最後は、王と子孫の繁栄を願います。それが、神の民の繁栄に繋がるのは、その王が、神のみ旨に従って民を裁き、支配することが前提となっています。今日の答唱詩編としてこの詩編が歌われるのは、このような考えを、メシア的に解釈したとき、王は主キリスト。花嫁は教会ですが、その代表として、教会の母として最初にマリアが天にあげられたからと言えるでしょう。
 このことは、詩編の7-8節が、ヘブライ書の1:8-9で、キリストへの言及として引用されていることからもわかります。また、神と神の民(教会)との婚宴のたとえは雅歌にも見られ、キリストは自らを花嫁にたとえ(マタ9:15)、 パウロはさらに、キリストと教会の婚姻のたとえ(エフェ5:21-33)へと発展させています。
 詩編の11-12節、詩編唱では4節のですが、古代オリエントでは、王妃が他国から嫁いでくることがまれではありませんでした。イスラエルの周辺諸国から、バアルを崇拝する国の王妃が、バアルの預言者を連れて来て、王も民もバアルを崇拝することもありました(列王16:29-18:40)。これは、十戒の戒め、すなわち神との契約を破棄することで、イスラエルの本質をゆがめることです。
 「おまえの民と父母の家を忘れよ」とは、単に字面どおりのことではなく、「おまえの民と父母の崇拝する神を忘れ、イスラエルの神を礼拝せよ」ということなのです。
 この節の最初「娘よ聞け耳を傾けよ」については、余談がありますが、ここでは紙面が足りないので、『年代記』をご覧ください。

 この答唱句はまったく拍子が指定されていません。と言うのも、順番に、四分の三、四、五、三、四。と変わってゆくからです。ですが、歌うと、まったくそれを感じさせず、歌詞の意味どおりに、自然に歌うことができるから不思議です。
 冒頭は、75「神よあなたのことばを」などと同じく、オルガンの伴奏が八分音符一拍早く始まります。「とこしえに歌い」と「代々につげよう」では、Fis(ファ♯)が用いられ、伴奏でも、ことばを意識しています。
 答唱句の終止は、五の和音で、上のFis(ファ♯)が用いられているところは、五の五の和音(ドッペルドミナント)と考えることもできますが、旋律は、G(ソ)を中心に、上下に動いているので、教会旋法の第八旋法に近いようにも考えることができます。また、最初にもあげたように、拍子が指定されず、グレゴリオ聖歌の自由リズムが生かされています。「主のまことを」で、旋律が最高音C(ド)となり、和音も、ソプラノとバスが2オクターヴ+3度に広がります。
 詩編唱は、鍵となるG(ソ)を中心に動きます。
 答唱句の音域や、詩編唱の和音からは、あくまでもC-Dur(ハ長調)で、終止は半終止と考えるほうが妥当ですが、それほど単純ではなく、作曲者自身の、グレゴリオ聖歌から取り入れた独自の手法といえるかもしれません。

【祈りの注意】
 冒頭、オルガンの伴奏が八分音符一拍早く始まりますが、これを良く聴き、「み」のアルシスを生かしましょう。前半は一息で歌いたいところですが、息が続かない場合は、「いつくしみ」の付点四分音符に、一瞬で息を吸ってください。最初は一息でいかないかもしれませんが、祈りの流れに、毎回、こころを込めると、徐々にできるようになるのではないでしょうか。最初から「無理」とあきらめずにチャレンジしてください。
 この「」を、付点四分音符で延ばす間、少し cresc. すると、祈りが、次の「とこしえに」へ向かって、よく流れてゆきます。ただし、やり過ぎないようにして、最初の、音の強さの中で、cressc. しましょう。
 「歌い」の後で、息をしますが、祈りは続いていますから、間延びして流れを止めないようにしましょう。この後、よく耳にするのが、「まこと」の四分音符を、必要以上、二分音符ぶん位、延ばしてしまうものです。「主のまことを、代々に告げよう」は一つの文章、一息の祈りですから、「」は四分音符だけで次へ続けます。
 このようになるのは、おそらく、答唱句の最後で rit. することが背景にあるかもしれませんが、これは明らかにやりすぎです。rit. しても、四分音符は四分音符として歌います。

 詩編唱、特に1節は、第一朗読を思い起こし、その黙想に直接結びつくものです。太陽を身にまとったマリアは、まさに、「光と輝きを身にまとう」方です。
 マリアの家系は、聖書に書かれていませんが、マタイ1:1-17における、イエス・キリストの系図によると、先祖には、他国から嫁いできた女性もいました(たとえば、ボアズの妻ルツ)。この人たちは、詩編のことばどおり、自分の神を忘れ、まことの神を受け入れました。このことも、詩編を先唱する方は、心の隅に留めておくとよいかもしれません。
 わたしたちに先立って、教会の母として天にあげられたマリア様を思い起こし、この詩編を深く味わえるように、祈りをささげたいものです。

【参考文献】
『詩編』(フランシスコ会聖書研究所訳注 サンパウロ 1968 ) 





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Last updated  2005.08.01 05:44:57



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