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聖歌は生歌

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2005.08.11
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カテゴリ:答唱詩編
10 荒れ地のかわき果てた土のように

【解説】
 この詩編63は、150ある詩編の中で、最も親しく神に呼びかけます。一連の答唱詩編の答唱句は、この詩編の2節から取られています。
 表題(1節)には、「ダヴィデの詩。ユダの荒れ野で」とあり、ダビデがサムエルから逃れてユダの荒れ野にいたとき(1サム19章~)に歌ったとの伝承がありますが、実際には、もっと後代の作でしょう。
 詩編唱の1節の4小節目にある「求める」の語源は「あけぼの」で、古代語の訳では、「朝早くからあなたはわたしとともにいる」と訳されたことから、この詩編は、『教会の祈り』の「朝の祈り」(第一主日および祝祭日などの第一唱和)で用いられています。神から離れた生活を「水のない荒れ果てた土地」と歌う作者は、まさしくそのように神を慕い、聖所=典礼(礼拝)の場で神と出会い、敵から救われます。
 6節=詩編唱の3節の3小節目、「もてなしを受けたときのように」は、直訳では「髄と脂肪で」だそうで、動物の髄と脂肪は、当時、最もおいしい部分と考えられていたそうです。今流に言えば、グルメでしょうか。

 答唱句では、旋律、伴奏ともに音階の順次進行や半音階を多く用いています。これによって、荒涼とした荒れ地の様子が表されています。とりわけ「土のよう」では、バスが最低音になり、荒れ地の悲惨さを強調します。後半は、「かみよ」で、旋律が四度跳躍して、神を慕う信頼のこころ、神へのあこがれを強めます。
 なお、『混声合唱』版の修正では、「あなた」のバスの付点四分音符は、C(『混声合唱』版の実音ではD)となります。
 詩編唱は、ドミナント(支配音=属音)のGを中心にして唱えられます。どの節でも一番強調されることが多い、3小節目では、最高音Cが用いられています。4小節目の最後の和音は、F(ファ)-C(ド)-G(ソ)という「雅楽的なひびきが」が用いられていますが、バスが、答唱句の冒頭のE(ミ)への導音となり、その他は、同じ音で答唱句へとつながります。

【祈りの注意】
 答唱句、特に前半は、荒涼とした荒れ地の様子を順次進行や、特に半音階で表しています。レガート=滑らかに歌いましょう。「つちのように」で、太字の母音「A」は喉音のように、下線の子音はかなり強く発音します。また「あち」は、一瞬強くし、すぐに、弱くします。このようにすることで、荒涼とした荒れ地の陰惨さを、祈りに込めることが、また、この答唱句の祈りを、よりよく表現できるのではないでしょうか。前半は、「~のように」と答唱句全体では従属文ですから、「」以外 で歌います。
 後半は、この答唱句の主題です。「神よ」の四度の跳躍で、 から、一気にcresc. して、神への憧れを強めます。その後は、 ないしmf のまま終わりますが、強いながらも、神の恵み、救いで「豊かに満たされた」こころで、穏やかに終わりたいところです。

 詩編唱は、第一朗読の「主の言葉は、わたしの心の中、骨の中に閉じ込められて、火のように燃え上がります」を受けて、福音朗読の「わたしのために命を失う者は、それを得る」につながるでしょうか。「水のない荒れ果てた土地のように」神のいのちをあこがれて、「聖所」=神の前で、神を仰ぎ見ます。神の「恵みはいのちにまさり」、神のいのちをいただくことで、「心は豊かに満たされます」。
 3小節目は、最高音Cになりますから、力強く歌いますが、決して、祈りの声が乱暴にならないようにしてください。最高音で力強く歌うぶん、神を憧れ、神の恵みに信頼して、穏やかに祈りましょう。
 今日の、イエスのことばを聞いた弟子たちの多くは、ペトロのことばに代表されるように、「とんでもないことを言う先生だ」と考え、イエスのもとを去って行きました(ガリラヤの危機)。詩編を先唱される方は、「わたしについて来たい者は自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい」という決意を、自らのこころと、詩編を味わう人のこころに、導くように、この詩編を祈っていただきたいと思います。
 なお、機会のある方は、『教会の祈り』の「朝の祈り」で、この詩編を味わってみてください。

【参考文献】
『詩編』(フランシスコ会聖書研究所訳注 サンパウロ 1968 )
  
 





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Last updated  2005.08.11 15:20:06



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