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聖歌は生歌

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2005.08.19
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カテゴリ:答唱詩編
35 神に向かって

【解説】
 今日の詩編唱で唱えられる、詩編95:1,2からこの答唱詩編の答唱句が取られています。この詩編95は、神殿の神の前に進み出て礼拝を促す(2節)巡礼の形式で始まります。後半は、荒れ野における歴史を回顧し、神に対する従順を警告しています。1節の「救いの岩」をパウロは、1コリント10:4で「この岩こそキリストだったのです」と述べ、この前後の箇所では、イスラエルの先祖が荒れ野で犯した、偶像礼拝について記しています。また、ヘブライ3:7-11,15でもこの箇所が引用され、キリスト者も不信仰に陥らないように警告しています。
 8節の、「きょう、神の声を聞くなら、・・・・ 神に心を閉じてはならない」という箇所から、この詩編は、『教会の祈り』で、一日の一番最初に唱える「初めの祈り」の詩編交唱の一つになっています。「きょう」ということばは、ただ「昨日」「今日」「明日」という、連続した日の一つではなく、このことばによって、今、読まれる、あるいは、読まれた神のことばが、そのときその場に実現することを意味しています⇒《祭儀的今日》。ナザレの会堂でイザヤ書を読まれたイエスが、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」(ルカ4:21)と話されたことを思い起こしてください。

 答唱句は、冒頭、旋律が「神に向かって」で和音構成音、「喜び歌い」が音階の順次進行で上行して、最高音C(ド)に至り、神に向かって喜び歌うこころを盛り上げます。また、テノールも「神に向かって」が、和音構成音でやはり、最高音C(ド)にまで上がり、中間音でも、ことばを支えています。前半の最後は、6度の和音で終止して、後半へと続く緊張感も保たれています。
 後半は、前半とは反対に旋律は下降し、感謝の歌をささげるわたしたちの謙虚な姿勢を表しています。「感謝の」では短い間(八分音符ごと)に転調し、特に、「感謝」では、いったん、ドッペルドミナント(5度の5度)=fis(ファ♯)から属調のG-Durへと転調して、このことばを強調しています。後半の、バスの反行を含めた、音階の順次進行と、その後の、G(ソ)のオクターヴの跳躍は、後半の呼びかけを深めています。
 詩編唱は属音G(ソ)から始まり、同じ音で終わります。2小節目に4度の跳躍がある以外、音階進行で歌われますから、歌いやすさも考慮されています。また、4小節目の最後の和音は、答唱句の和音と同じ主和音で、旋律(ソプラノ)とバスが、いずれも3度下降して、答唱句へと続いています。

【祈りの注意】
 答唱句は、先にも書いたように、前半、最高音のC(ド)に旋律が高まります。こころから「神に向かって喜び歌う」ように、気持ちを盛り上げ、この最高音C(ド)に向かってcresc.してゆきますが、決して乱暴にならないようにしましょう。また、ここでいったん6度での終止となりますし、文脈上も句点「、」があるので、少しrit.しましょう。ただし、最後と比べてやり過ぎないように。後半は、テンポを戻し、「うたを」くらいから、徐々にrit.をはじめ、落ち着いて終わるようにします。
 答唱句、全体の気持ちとしては、全世界の人々に、このことばを、呼びかけるようにしたいところです。とは言え、がさつな呼びかけではなく、こころの底から静かに穏やかに、砂漠の風紋が少しづつ動くような呼びかけになればすばらしいと思います。
 
 詩編唱は、「悪人」=神に逆らう人に対して述べられた警告を受けて、黙想されます。この詩編が「きょう」と歌われるとき、神のことばは、今ここで、実現されます。ミサの「ことばの典礼」はまさにその顕著な場です。ヘブライ語の「ことば(ダバール)」は「出来事」という意味も持っています。神の「ことば」は、神が発せられたとき「出来事」として実現するのです。創世記1章天地創造の場面を思い起こしましょう。
 詩編唱の1節の呼びかけは、全世界の人々に呼びかけるように、雄大に語りかけてはいかがでしょうか。3節の前半は、創造のわざに対する力強い進行告白、後半は、それを受けて礼拝を促すものです。前半と後半の対比が祈りを深めます。4節は、特に第一朗読を受けて、黙想されますが、わたしたちは、すでに、「神の民、その牧場の羊」にしていただいています。詩編唱を歌う方は、このミサでこのことばを聴く人のこころの深みに語りかけることはもちろんですが、まず、自分自身のこころの奥底に「神に心を閉じてはならない」と、もう一度呼びかけると、聴く人も、自らも、この詩編が味わい深いものとなると思います。

 福音朗読では、「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである」とキリストは仰せになっていますが、ミサは、まさに「父と子と聖霊のみ名によって」キリスト者が集まっているところですから、いつでも主キリストがおられることを忘れないようにしたいものです。

【参考文献】
『詩編』(フランシスコ会聖書研究所訳注 サンパウロ 1968 )

【福音の余談】
 今日の、福音朗読、マタイ18:18の「つなぐ」と「解く」、この意味が難解なようですが、イエスの時代、この二つのヘブライ語(アラム語ではない)には、「つなぐ」⇒「禁じる」、「解く」⇒「許す」という別の意味が加わったことがわかっています。イエスは、この、新しい意味で発言したのを、イエスのことばをギリシャ語に訳した人が気がつかずに、あるいは、新しい意味を知らずに、古い意味で訳したとしたら、この、不可解な訳が理解できるのではないでしょうか。
 つまり、使徒たちに与えられた権能として、「あなたがたが地上で禁じることは、天上でも禁じられ、地上で許すことは、天上でも許される」ということになれば、使徒言行録5:1-11にある、「アナニアとサフィラ」の出来事の意味も理解できると思います。

【参考文献】
ダヴィッド・ビヴィン、ロイ・ブリザード『イエスはヘブライ語を話したか』河合一充訳(ミルトス 1999 )
この156-165ページをご覧ください。 





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Last updated  2005.08.19 12:55:50



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