365902 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

聖歌は生歌

聖歌は生歌

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Calendar

Profile

omasico

omasico

Freepage List

オルガン(略歴)


オルガン(楽器編)


オルガン(伴奏1)


オルガン(伴奏2)


葬儀


結婚式


典礼音楽講座のご案内


基礎講座


実技実習編


共同祈願


祈りを歌う


先唱者


聖週間と復活節


受難の主日


主の晩さんの夕べのミサ


主の受難の祭儀


復活の主日 復活の聖なる徹夜祭 光の祭儀


復活の聖なる徹夜祭 ことばの典礼


日中のミサ 復活節第二主日のミサ


主の昇天と聖霊降臨の答唱詩編


ミサ賛歌 歴史


ミサ曲1


詩編を祈る


続唱


季節賛歌


聖母賛歌


主の降誕 入祭の歌と答唱詩編


降誕節、祝祭日の答唱詩編


聖家族の祝日の答唱詩編


神の母聖マリアと主の公現の祭日の答唱詩編


主の洗礼の祝日の答唱詩編


教会の祈り


答唱詩編(季節と祝祭日)


待降節第1主日


待降節第2主日


待降節第3主日


待降節第4主日


灰の水曜日


四旬節第1主日


四旬節第2主日


四旬節第3主日


四旬節第4主日


四旬節第5主日


復活節第3主日


復活節第4主日


復活節第5主日


復活節第6主日


三位一体


キリストの聖体


王であるキリスト


洗礼者聖ヨハネの誕生


聖ペトロ 聖パウロ 使徒


主の変容


聖母の被昇天


十字架称賛


諸聖人


死者の日


ラテラン教会の献堂


パウロ年記念


年間主日の答唱詩編


年間第2主日


年間第3主日


年間第4主日


年間第5主日


年間第6主日


年間第7主日


年間第8主日


年間第9主日


年間第10主日


年間第11主日


年間第12主日


年間第13主日


年間第14主日


年間第15主日


年間第16主日


年間第17主日


年間第18主日


年間第19主日


年間第20主日


年間第21主日


年間第22主日


年間第23主日


年間第24主日


年間第25主日


年間第26主日


年間第27主日


年間第28主日


年間第29主日


年間第30主日


年間第31主日


年間第32主日


年間第33主日


典礼聖歌


典礼聖歌の成立


Category

答唱詩編

(168)

季節賛歌

(1)

一般賛歌

(2)

アレルヤ唱・詠唱

(4)

聖歌一般

(5)

聖歌のことば

(1)

お知らせ

(30)

全ブログ共通

(4)

おおましこ

(0)

続唱

(1)

教会と典礼

(0)

歴史

(0)

よもやま話

(1)

聖書を聴いて

(2)

ミサの賛歌

(0)

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

 omasico@ Re:持ち物の聖歌集は?(11/16) かねみきさん >+主の平和! >持ち物…
 かねみき@ 持ち物の聖歌集は? +主の平和! 持ち物として書かれている…
 育児・子育て きらり@ **こんにちは** 今日は そーですか。 又、拝見…
 代役@ Re:復活節アレルヤ唱(04/11)  しつこい質問に、丁寧にお答えいただき…
 omasico@ Re:復活後の主の祝祭日アレルヤ唱(266)(04/11) 代役さんへ! > キリストの聖体(6月10…
 代役@ 復活後の主の祝祭日アレルヤ唱(266)  キリストの聖体(6月10日)、この日の『…
 Clara@ ありがとうございました omasicoさん お返事いただき、大変うれ…

Favorite Blog

こころのお散歩 さるすべり123さん
しんがくほうろうき 伊望さん
座 禅 猫 kondavi(いう)さん
青い花 veronica2005さん
ひっそりと咲く名も… NK3737さん
たこりんの★気まぐれ… たこりん0906さん
琥珀色のPENGU… 活男さん

Recent Posts

2016.06.12
XML
カテゴリ:答唱詩編
《C年》

 10 荒れ地のかわき果てた土のように

【解説】

 この詩編63は、150ある詩編の中で、最も親しく神に呼びかけます。一連の答唱詩編の答唱句は、この詩編の2節から取られています。表題(1節)には、「ダヴィデの詩。ユダの荒れ野で」とあり、ダビデがサムエルから逃れてユダの荒れ野にいたとき(1サムエル19章~)に歌ったとの伝承がありますが、実際にはもっと後代の作でしょう。
 詩編唱の1節の4小節目にある「求める」の語源は「あけぼの」で古代語の訳では「朝早くからあなたはわたしとともにいる」と訳されたことから、この詩編は『教会の祈り』の「朝の祈り」(第一主日および祝祭日などの第一唱和)で用いられています。神から離れた生活を「水のない荒れ果てた土地」と歌う作者は、まさしくそのように神を慕い、聖所=典礼(礼拝)の場で神と出会い敵から救われます。6節=詩編唱の3節の3小節目「もてなしを受けたときのように」は、直訳では「髄と脂肪で」だそうで、動物の髄と脂肪は、当時最もおいしい部分と考えられていたそうです(個人的にはわたくしも最もおいしい食べ物です)。今流に言えばグルメでしょうか。
 答唱句では、旋律、伴奏ともに音階の順次進行や半音階を多く用いています。これによって、荒涼とした荒れ地の様子が表されています。とりわけ「土のように」では、バスが最低音になり、荒れ地の悲惨さを強調します。後半は「かみよ」で旋律が四度跳躍し、神を慕う信頼のこころ、神へのあこがれを強めます。なお『混声合唱』版の修正では「あなた」のバスの付点四分音符はC(『混声合唱』版の実音ではD)となります。
 詩編唱はドミナント(支配音=属音)のGを中心にして唱えられます。どの節でも一番強調されることが多い、3小節目では最高音Cが用いられています。4小節目の最後の和音はF(ファ)-C(ド)-G(ソ)という「雅楽的な響き」が用いられていますが、バスが答唱句の冒頭のE(ミ)への導音となり、その他は同じ音で答唱句へとつながります。

【祈りの注意】
 答唱句、特に前半は、荒涼とした荒れ地の様子を順次進行や、特に半音階で表しています。レガート=滑らかに歌いましょう。「あれちのかわきはてたつちのように」で、太字の母音「A」は喉音のように、赤字の子音はかなり強く発音します。また「あち」は、sf (スフォルツァンド)一瞬強くし、すぐに、弱くします。このようにすることで、荒涼とした荒れ地の陰惨さを、祈りに込めることが、また、この答唱句の祈りを、よりよく表現できるのではないでしょうか。前半は「~のように」と答唱句全体では従属文ですから「」以外 で歌います。和音も従属文であり、主文へと続くように、5度の和音となっています。
 後半は、この答唱句の主題です。「かみよ」の四度の跳躍で、「か」の部分はその前の和音の続きで五の9の根音省略形、「みよ」はどちらも主和音で力強さが込められ、 から、一気にcresc. して神への憧れを強めます。そ
の後は、 ないしmf のまま終わりますが、強いながらも神の恵み、救いで「豊かに満たされた」こころで穏やかに終わりたいところです。
 関連する朗読は、ゼカリアの預言もルカの福音も、キリストの受難予告と復活の預言です。生前のイエスに従っていた弟子たちにとって、イエスご自身の受難予告は、全く理解できない以上に、あってはならないことでした。主のエルサレムへの道はイスラエルの国の復興のためであったと思っていました。しかし、イエスにとってエルサレムへの道は、栄光への道であることには変わりありませんでしたが、それは、十字架をとおしての栄光だったのです。これは、その後の弟子たちのみならず、キリスト者すべてが、何らかの形で通らなければならない、追わなければならない十字架の道ですが、その十字架はキリストがともに追ってくださるくびきでもあることを忘れないようにしたいものです。詩編唱も、神とキリストがともにいてくださるという、信頼のもとに歌われます。詩編を歌う方も、味わう方々も、この信頼をゆるぎないものとするために、詩編のことばをより深く味わっていただきたいと願います。

【オルガン】
 答唱句のことばからしても、フルート系のストップが妥当でしょう。基本的には8’だけ、会衆が多ければ、答唱句では、Swell の8’もコッペル(カプラー)でつなげて弾くか、深みのある、4’を加えても良いでしょう。パイプオルガンでは、「あれち」の sfを表現することは難しいですが(ペダルを使っている場合も同様です)、ペダルがないハルモニウム(リード・オルガン、足踏みオルガン)では、表現することができます。
 手鍵盤だけで弾く場合、答唱句は、すばやい持ち替えや手を滑らすなどの熟練を要します。じっくりと考えて、時間をかけて練習しましょう。このような練習は、会衆の祈りがこの答唱句の信仰告白にふさわしくなるようにするためです。会衆が良く祈るためには、オルガンがよく祈らなければなりません。オルガンがよく祈るには、オルガン奏者が深く祈っていなければならないことを忘れないようにしましょう。
 オルガン奉仕には、多くの試練、課題、困難があるかもしれません。準備の間、この詩編を何度も、歌いながら味わうことで、神への信頼のうちに、この、奉仕の務めを与えていただいたことを想い起こし、神と共同体への奉仕のために、勇気と知恵を与えていただくことができるのではないかと思います。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.06.12 14:51:49



© Rakuten Group, Inc.
X