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テーマ:作りたいものを、作る(695)
カテゴリ:仕事のはなし
『照れるなぁ』 小窓展より 引続き、『小窓展』の話。 私の感覚で言うと、 絵は「描く」というより 「デザインする」という 表現の方が近い気がします。 今回の小窓展で描いた作品に関しても まず会場となるお店があって、 (パリ直輸入セレクトショップ) その空間に合うフレームを選び そのフレームに合う絵のモチーフと 画風と色合いを選んだ感じです。 フレームデザインだけみると ゴージャス&シック&大人なイメージを受けたので そのままのイメージで絵を描くと幻想的な絵がハマると 思ったのですが、それではつまらない気がしてきて‥‥ いっそのこと、とことんミスマッチを狙おう! ということにしました。 で、考えたのは動物です。 それも愛玩動物のイメージ。 実際は猛獣も含まれていますが‥‥。 動物ならこれまでに仕事で色々描いてきていますが (思いっきりジャンクなイメージのCCCとか、 他のお仕事でも毎度タッチを変え‥‥) 今回は評判の良かったGirls 7のDMの 動物タッチの延長で行こうと決めました。 個展は仕事とは別の活動になるので、この機会に自由に 新たな画風を模索することも考えたのですが、 私はまだまだ新人‥‥ その前に今までの自分をアピールすべきだ、と。 また、フレーム的にとても小さいサイズの絵になるので 地味じゃつまらん、今まで以上にカラフルに行こうと! それも1954年の映画「フレンチ・カンカン」で 描かれたベルエポック期のパリのイメージの配色で。 中学の時に観たので思い出も少し褪せていて‥‥ その色褪せ感もプラス。笑 『かくれんぼ』 小窓展より そんなこんなで、 大人な雰囲気のescalier.Cさんのお店に ミスマッチともいうべき幼い雰囲気の動物の絵が 違和感なく溶け込んでいたと感じてくだされば幸いです。 ‥‥と言うより相乗効果で店、イラスト双方の魅力が 倍増してたと感じてくれれば嬉しいなぁ。 以上が、 以前ちょっとだけ触れた 『考え』の答えです。 ・ ・ ・ ・ ・ 小窓展での スナップ色々。 たくさんのポストカードを並べて 欲しいものを選ぶのに真剣な女の子。 あまりのかわいさに、パチリ。 結果的に両手以上の数を選んで下さいました。 *展示した原画は全てポストカードデザインにして 販売しておりました。 会期中何度か会場に訪れた息子たち。 メッセージ帳へのお絵描きに夢中なのでした。。 展示されている絵を指差しながら 何を描いているかと思いきや、『もでーん』‥‥。 (吉祥寺パルコで配っていた団扇のイラスト) 他の小さなお友達も こぞってお絵描き‥‥ かわいい絵や展示の感想をありがとう~。 また、今回の個展からいくつかの フレーム入り原画が 旅立っていきました。 嫁入り?婿入り? お買い上げ下さったお客さま、 縁を感じて下さり、とても嬉しいです。 本当に本当にありがとうございました!! ショウジキ、ウレルトハ、オモッテナカッタ‥‥ カンゲキデス。;; 行く先々でシアワセを運ぶことを 祈っております。って烏滸がましいかぁ‥‥。 そして、そのうちの一つが、 会場としてお借りしたescalier.Cさんの お店に引き取られることになりました。 どうか、 招き猫ならぬ、招きカエルになって 働けよ、カエルちん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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