暖房費を大幅に削減し、とってもおいしい炭火の勧め!
今年は灯油がやたら高い。うちは20リットルのポリタンクを使っているので1回買いにいくと税込み2000円近くになりがちである。 しかし、我が家では今年灯油を買いに行くペースを大幅に遅らせることに成功した! 実は夜は家族がみんな寝た後も私が一人でおきて何やら夜中まで、天然酵母パンやどぶろくを仕込んだり、酵素玄米を炊いたり、本を読んだり、ネットを見たり、病気の改善を願ったり、雑多なことをやっている。 他の家族がおきている時にはもちろん部屋全体に暖房が入り、部屋は充分暖まっている。その後、一人になった時は暖房を切り、炭火ストーブに切り替えてみた。 そうすると暖房を全て切ったときよりも、これがあれば室温の低下速度が大幅に緩和されることがわかった。 このストーブは手のひらに乗るとっても小さいものなので、部屋全体の気温を上げるにはさすがに力不足だが、部屋の中に火の気がわずかでもあったら、部屋の気温の低下は随分緩やかになる。 それに、これを手元において手をあぶっておけば、遠赤外線効果でとってもあっかいし、顔もぽかぽかしてくる。 このストーブはこの記事でご飯を炊いた時のものだが、思わぬところで連日使うことになった。 休日も南向きの部屋で昼間太陽が出て、ストーブをつけるまでもないが、火の気がないとちと寒いなぁという時はこれで充分だ。 そうこうしていると子供たちが、パンなどをあぶって食べ始めた。 冷えた天然酵母パンもこうして焼いて食べると味がまったく違う。 最近では子供たちはクッキーなどのおやつまで焼き始めた(笑)(甘いお菓子は焦げやすいので、遠火の弱火でじっくり焼き上げるのがコツ) 私も、おかきや海苔せんべいなどをあぶって食べることにすっかりはまってしまった。カリカリで香ばしく、海苔もパリパリになってとてもうまい。 そうこうしていると子供たちは、今度は地鶏の炭火焼をやり始めた! これを焼肉のタレつけて食べるもんだから、やたらうまそうだ。 子供たちもこれがすこぶる気に入り「パパ。僕が大人になったら、これちょうだい!」と今から予約する始末。 普段は肉や昼食を食べない私もさすがにこたえて、前日朝市で200円で買ってきた肉厚の原木しいたけを炭火であぶり、ポン酢をつけて食べはじめてしまった。 これがまた悶絶するほどのうまさであり、どうして俺は人生でこんないいことを今までしてこなかったのかと心底後悔した。 手製のどぶろくをやりながら、「う~ん」とか「あぁ」とかごちゃごちゃいいながら何度も昇天してしまった。 子供というのは元来火遊びが大好きであり、炭火があるとすぐに割り箸でつつき回し、何本も先端を黒焦げにしてしまったので、この度、火箸まで購入した。オークションで600円。コンパクトであり、このストーブにぴったりだ。 このストーブは正月にも実家にもって帰り、もちを焼いて振舞ったが、これまた大評判! このモチを食べたら、もう他のやり方で食べる気がしない。 もちは、スーパーなどで売られているではなく、地元の朝市で売られているその辺りのおばあちゃんが手で丸めた、サイズのまちまちのやつが、最高であることも研究の結果判明した!いつも名前を覚えて指名買いしている。10個入って350円。おモチのおばあちゃんに感謝!(いつか会ってお礼を言いたいものだ。) 炭の選択にはちょっとコツがあって、ホームセンターで売っている南洋材などで作ってある輸入炭を使うとひどい目にあう。火がつきにくい上に、部屋中ものすごいにおいが充満して、奥さんに大ヒンシュクを買うことは受けあいだ。(経験済み!) 国産の樫などを使った炭に限る。匂いもまったくないし、火持ちもよい。さすがは長い茶道の伝統を誇る日本の炭は違う。 しかも、私は米を買っている農家が炭も焼いているのでそこから分けてもらっているが、1箱4000円分で、このストーブで使うだけなら3年分以上は優にあるだろう。決して高くない。 ぜひ、みなさんも国産の炭を使って、山村の農家にお金を還流させ、山林の荒廃を防いでいただきたい。 なお、使用済みの灰はプランターにまいておけば素晴らしい肥料になる。 この冬、暖房費を大幅に削減し、とってもおいしい炭火をぜひお勧めしたい! いと寒きに 火など急ぎおこして 炭もて渡るも いとつきづきし なのだ♪