子供とパソコン
長崎の佐世保で痛ましい事件が起きたことは記憶に新しいと思う。我が家にも幼い娘が二人いるが、4歳の長女はすでにパソコンをいじることに興味を抱き、キャラクターもののHPなどをみて楽しんでいる。その姿をみると、事件のことがだぶって、どのようにしてパソコンの使い方を教えたらいいだろうかと考える。パパはソフト開発を、ママは翻訳を生業にしているので、子供にパソコンをいじってはだめ!とは言えない。子供だからだめなの!といっても通じない。しかし、その一方で、テレビのマジックをみて、切れたトランプが元通りになるのをみて、ママが大事にしていることを知っていたにもかかわらず、とある写真をばさっと半分に切った。なぜ?と問うと、元通りになると思ったから切っていいのだと思ったと言う。この話を聞いて、パソコンにうつるもの、または、書いてあることを真に受けてしまうことで起きる問題をどう解決したらいいのか、または、予防したらいいのかと考える。大人のママでさえ、某掲示板の通称あらしと呼ばれる人たちのストレスのはけぐちとしか思えないような非難中傷の言葉を読むと、ふつふつと怒りをおぼえ、はっとわれに返ることがある。飲み込まれるというか、その人を目の前にして話している感覚にとらわれるというか・・・。また、話はそれるが、、テレビを長時間赤ちゃんの頃からみせつづける頻度が高いほど後年、親子の会話が成立しない率が高くなるという調査結果が小児科学会から公表された。しかし、その一方で、パソコンは教材としても扱われるようになってきていて、決して、悪ばかりをもたらすとは思えない。事実、パソコンを使った音声付フラッシュカードを見せてアルファベットや漢字を覚えるという教材や、イラストをみて正しいものを選ぶという教材や、パソコン上で朗読つきの絵本を開きながらみるというものが存在する。また、公立の学校ではパソコンの授業も取り入られている。こういう事態を考えると、パソコンをいちがいに、だめっといって使わせないようにするのではなく、いかにつきあっていったらいいのか、と教える必要があるのではないかと考える。