僕の子育て、特に教育について、衝撃を与えた1冊です
なるほど~っと思う部分が多すぎて紹介しきれないくらい
子育てにおいて大事なメッセージがいっぱい詰まった本です。
基本的には臨界期
(人間の成長過程で、ある能力を習得する時期は、各能力ごとに決まっている。
その時機を逃すとその能力の獲得が難しくなる。)
臨界期を把握し、それに合わせて、的確な時期に的確な勉強をするべきだということです。
僕はモンテッソーリや
シュタイナーに似ていると感じました。
宗教かと思いました(笑)が教育方法です。
一部紹介します。
できることとわかっていることは違う。
(正解することよりも理解しているかどうかが重要)
12歳までの時期はたくさんの思考回路を作るべきで、
その時期に高速大量計算(計算ドリルやおそらく百マス計算-単純)は
考えない習慣を身につけてしまうので有害。
読み書き計算ができるようになったからといって
考えられるようになるわけではない。
いくら計算が早くできても文章問題がわからない。
文章をすらすら読めても、理解できていない。
読み方が下手でも内容がわかっている方が重要。
遊びは重要。習い事で遊べないのは、学習面においてマイナスになる。
視考力 (映像としてとらえ、考える力→絵に描いて理解する)
がつけば、どの教科も問題も対応できる
算数も国語も、絵に描くことを続けていくうちに、
頭の中にイメージとして映像を描くことができるようになり、
理解できるようになる。
テレビ、特にニュースは見せるべきでない12歳までは制限すべき
子どもの脳は、見たものは、やっていいものとして理解してしまう
さらに映像と言語による解説は、別々の記憶になってしまう
映像と「よい子はマネしないでね」という言葉は、リンクせずに記憶してしまう。
また、最も信頼している人からされたことは
していいことと認識してしまいます
保護者から叩かれたり、怒鳴られたりして育ったら?
などなど、ちょっと説明しきれませんが
この本に詳しく書いてあるので、興味のある方は一読を
興味がない人にも読んでもらいたいくらいの本ですが・・・
最後にちょっと、どきっとした部分
人生が楽しいものであることを教えると常に希望を持って生きる子に育ちます。
ですから、親は人生を楽しんでいる姿を子供に見せる義務があるのです。
夫婦仲が悪くても12才までの子どもの前では仲の良い振りをしてください。
疲れていても12才までの子どもの前では元気な振りをしてください。
自信がなくても12才までの子どもの前では自信を持っている振りをしてください。
ということです。