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今月16日からせんだいメディアテークで明日まで開かれている
陶芸と書道の二人展を鑑賞させていただいた。 陶芸は仙台で陶芸教室「陶虹会」を主宰、展覧会出品を主に活動 している陶芸家近藤孝則氏。 書は奥様であり河北書道展審査員などをつとめ、書道教室を主宰 日展などにも出品、多数の受賞歴を持つ書道家近藤萩汀氏の二人展 比較的立体感に乏しい書の作品展に工芸展をコラボすればもっと集客も 見応えもあるのではないかと考えていたが、実際に大変見応えのある個展 であったと感じた。 これは実際にコラボレーションした作品だがそもそもが 日本的な美を要素に持つ書しかも草書の究極形の仮名が主体の作品群 に茶の湯の美的センスを底流に持つ陶芸の作品群 作品にとけ込ませずとも互いに両者を引き立てるものに なっているのではないだろうか? 近藤萩汀氏はもっと「生活の中に書を」と仰っており、手軽に生活の中に 書を広げるための活動もなさっている。 こんな衝立が居間の一角にあれば良いとは思うが、素人にしてみれば とんでもない大作。 遊び心に満ちた小品から始めて、いつかこんな作品を生活の中に 置きたいとも思ってはいる。 陶芸もいつかは近藤孝則氏に師事して生活に密着した小物だけでも 自ら焼きたいと思っている。 純美術も鑑賞するだけなら良いが、自ら生み出すにはすでに時間が足りない。 せめて、自分が満足して使える物、或いは人生の軌跡の中の一部を 生活の中に取り入れられればと考える今日この頃、玄関を入るとお気に入りの書の小作品が 目に入り、居間に落ち着けば自ら焼いたお気に入りの茶碗でお茶を飲む。 こんな幸せは無い。 何のことはない、自給自足を目指すのも自らの満足のためと 今更ながら気がついた。 写真が拙くてあまり紹介が出来ず残念だが、素晴らしい個展だった。 残念ながら明日でこの個展も終わってしまうが、今日も平日というのに 若者たちも鑑賞に訪れていた盛況ぶりには驚いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.22 12:07:15
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