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カテゴリ:自然農
刈草を重ねていって その下で酵母菌などを繁殖させる。
それを永年続けると、畑は見違えるように変わってくるという。 自然栽培とか草生栽培とか言われる栽培方法の基本はそんなところらしい。 最悪とも言えそうな耕作放棄に除草剤多用しかも最悪の粘土質土壌の我が畑であったが 近年は刈草の効用に微生物の多様化によるものか定かではないが、作物の出来は 法華の太鼓である。「どんどん良くなる」?・・・・・?うるさいだけかも? 法華は兎も角、前から稲わらを保湿防草保温に活用はしてきたが、何しろ最近は コンバインから出される稲わらはロールベラーで丸く圧縮されて田圃の肥料として再活用 されることから、なかなか入手が困難になってきた。 昨年までは近隣の農家から1ロールを酒一升で分けて貰っていたが、実はこれも扱いが いろいろと大変。 今年になって、なわない(縄ない)で使った稲わらの余り(くただ)と言うそうだ。 これを貰える事となった。 この、くただ、実に塩梅が良い。 長くもなく短くもなく作物の株間に敷き込み、防草保温にもってこい。 枝豆の畝に寄せて積んだのだが、これを広げて厚さ10㎝ぐらいに敷き込み、来年は籾を 蒔いてみようかとか夢が広がる。 くただの塩梅が良いのには理由がある。 縄ないのわらはつぶしてある事で、バインダーで刈った稲藁はストロー状で剛性があり水分の 吸収も悪く、堆肥化しにくいが「くただ」は敷くとボリュームが藁より少ないし堆肥化も早い 坊ちゃん南瓜の畝に敷き詰めたが、収穫が終わる頃は殆ど藁らしさはなくなり、多分来年は その陰さえ見られないことになりそうだ。 ズッキーニも全面に敷いたところ、今年のズッキーニは異常なほど大きく育った。 実際の所は、善し悪しではある。 ほうれん草などは畝にくただを敷き詰め、上から種を適当にばらまき、種が土と密着するように 竹の棒でくただの表面をバンバンと叩いただけ。 発芽率は多分相当に悪いかも知れないが、雑草は出ないし、刈り取りの時に野菜に土が 着かないし何より全く手が掛からない。 写真は10月中旬なので、今はもっと沢山生えてきて、それなりに収穫出来ている。 多分食害とかが少ない葉菜なのだろうが、病気も食害も今のところ全く無い。 ここも全面くただ。 茄子の周りは雑草ではなくて、枝豆と落花生とパセリ。 コンパニオンプランツを茄子に混植して害虫や病気を防ぎ、豆類の根粒菌の作用を他の 作物に共用して貰う試み。 茄子は良いものが沢山取れました。 未だ秋なすが採れますが、さすがに下旬ともなるとそろそろ終わりかな? 縮み雪菜。 収穫時の泥汚れを避けるために発芽時から籾殻をまいて、周りは防草の為にくただ。 試してはいないが、くただに直接蒔くのは発芽の双葉の形状からほうれん草より 発芽率が落ちる気がするのでこの方法にした。 籾殻では防草の効果が低いので多少雑草も生えては来るが、食害も少なく 概ね良好の出来。 後は大根と白菜、人参を残し、今からはニンニク、玉葱、莢エンドウなどの 植え付け、播種で今年の畑仕事は殆ど終わりを迎える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.21 21:37:56
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