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カテゴリ:自然農
素人百姓を本格的に初めて、早5年になる。
初めてネギを育てたときは、右も左も分からず、苗の皮をむき、深植えで 肥料もなしで、ただ土に埋めた。結果は追って知るべし、惨憺たるものだったが 不思議にいくらかの収穫は出来たから、自然とは凄いものだと感じ入った。 近年は概ねの野菜は良好な出来で来たが、玉葱はビギナーズラック以来、 ゴルフボール玉葱やビー玉玉葱、収量不足、抽苔でなかなか思ったようには 出来ないでいたが、今年はかなり良好な出来となった。 6月12日でおよそ1/3が収穫適期を迎え、ぼちぼち収穫を始めた。 やっていることは毎年同じなのだが、前作の野菜によっても大きく違う事は明らかになった。 オクラと黒豆の後作では大型の玉葱になる傾向が見受けられた。 反面、なす落花生の混植後作はやや小振りのものが多く見受けられたが、これは、土の 腐植土の進み方と苗の良否、冬場の日当たりの影響も考えられるので、今年再挑戦して 結果を待ちたい。 秋植え冬越し育苗の莢豌豆スナップ豌豆はとんでもない上出来となり、今まででは最上 の多収穫となった。 出来すぎて莢としては収穫しきれず、大半が豆で収穫するしかなくなった。 前作はキュウリとゴーヤ、カボチャ。 全作も良好ではあったが、カボチャなどは 一株から数十個も収穫できた優良地。「くただ」を昨年から利用し始めて 刈草と併用しながら草マルチをした期間が長い場所は土壌の腐植化の進度が早い。 右はジャガイモだが、前作はカボチャと葉物野菜で「くただ」の履歴はあまり長くない。 今年も以前に大発生して往生した二十八星てんとう虫は殆ど今のところ発生していない。 おそらく、土の所為なのだろうが、なす科の害虫は去年から見なくなり替わりに可愛らしい 七星テントウムシが多く見られるようになった。 中央は一本ネギ。以前、失敗して2回目のチャレンジ。一回目の土寄せを終わり、良好な 生育を見せている。前作は里芋と生姜。前作は共に良好であった。 左の支柱は生姜と里芋の予定地で支柱下に生の有機肥料を入れ、寝かしてある。そろそろ 植え付け適期。本当は玉葱のある場所を予定していたが、収穫期が延びたせいで 思ったようにならず、一部は玉葱株間中央に里芋を試しに植えてみた。 失敗してもダメもと、4株ほど植えてみたが、良好に育ってはいる。 玉葱にも悪影響は無かったようだ。ただ、肥料は入れていないので、玉葱の収穫後に ぼかしの追肥だけで育てるしかない。 ここで紹介した作物は全て、非耕起による栽培で前作そのままの状態に精々移植べらで 植え付けを行い、草は刈り取り上に「くただ」を敷いただけ。 但し、ネギは土寄せの関係上幅10センチ、深さ20センチほどは三角ホーで掘り起こしてある。 言えることは出来るだけ自然のまま残し、最低限の植え付けに必要な分のみ土を動かす事を 心がけるだけで格段に土の最適化が速まり、結果として良好な作物と労働力の低減、原価の 削減が出来る事だ。当然、除草剤は勿論、あらゆる殺虫剤消毒剤は一切使っていない。 肥料においても、初めて耕す場所に於いて鶏糞をスターターとして使い、畝を構築した後は 不耕起とし、倉を設ける場合はその範囲だけ、穴を掘り、手作り堆肥(無料)に手作り肥料 又は菜種油粕、米糠、魚粉を使う程度で約一反の面積で魚粉20キロ油粕20キロ米糠適当 で充分賄える。 葉物野菜を造るときは多少鶏糞を入れる事で、柔らかい野菜が期待できる。 原資がなくてもろくに働かなくても健康的で安全な野菜が手に入るのが自然栽培と見つけたり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.06.15 13:31:54
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