台風15号から始まり21号まで大変な雨量に悩まされた10月でした。
被害に遭われた方々には、深くお見舞い申し上げます。
お陰様で我が方は、仙台の本宅も石巻の居住地含め農園についても
何ら被害はなく相変わらずの生活を送っております。
ただ、被害対策は数年前の風台風によるつる植物用の棚が壊され、作物の
被害も受けた経験から今回は風に対する対策は万全を期しておりました。
さて、そろそろ限界に近づいた玉葱苗の作付けがようやく完了しました。
白玉葱250株、赤玉葱100株を昨日までに植え付けましたが、畑の土中生物相を出来るだけ
撹乱しない不耕起による栽培のために15センチ間隔で一々植え穴を掘り、苗を埋める作業で
植え付けには慣行農法に比べ倍以上の時間はかかります。
本来ならば、畝全体に「くただ」(縄ないで出た藁の廃材)を敷き詰めビニールマルチの替わり
にするはずでしたが、この度の水害で供給元のくただが流され、一部堆肥化したくただと
他の畝は籾殻を株基に敷き詰め代用としています。
植え付け時間はかかりますが、自然農法に近い耕作により、慣行農法には得られない効果
が得られます。
これは、自然農法を続けた畑の大根の葉っぱです。肥料は自作のぼかし肥料のみ、堆肥も刈草など
植物由来の有機物を自然発酵させたものだけ、当然完全な無農薬ですが、殆ど食害はありません。
我が家には農薬どころかストチュウさえありませんが、自然に采配を任せる事で充分害虫との
共存が可能となり、虫を殺す事さえ全く不必要で健全な野菜が収穫できます。
今日、10月28日ですが、さっきトマトを収穫してきました。そろそろ終わりが近づいて
きましたが、まだ、少し収穫できそうです。
生協から買ってきたトマトを食べて、種を少し残して育てたらこうなりました♪
植え付けが遅いので、今が盛りの状態。
最初に買った苗から株分けして本数を増やした大玉トマトは多分あと一回で終了、同じくアイコと
ミニトマトはあと数回取れそうなのでもうしばらくはトマトはたっぷりいただけます。
今日の収穫分♪
これらも、無農薬は当然で肥料は植え付け時に深く穴を掘ってぼかし肥料を約茶碗一杯を
入れ、土を数センチかぶせ、その上に苗の根鉢を置いて土を寄せるだけの作業で7月から
ずっと収穫が出来ます。
多く収穫するコツとして、買った苗木を横に寝せて重しを置き、根を沢山生やさせる事、
(別にやらなくても量が変わるだけと追肥が必要になる場合がある)脇芽を欠いたら、
それを挿し木してトマトの苗に育て、木そのものを増やす事も出来ます。
トマトは美容と健康の基、少ない面積で沢山の美味しいトマトが作れますよ♪
因みに、土が育っていない所に植えた白菜はご覧の通り。
下の葉っぱは与党虫(夜盗虫)に食い荒らされ、今の日本のようにずたぼろ。
中の葉っぱは青虫とかカタツムリとかナメクジとか与党虫の仲間たちがお裾分け
に預かり、下葉程では無いにしろ、まるでパソナが食べて、加計学園が食べて
私達が食べるのは食い荒らされた後に残った部分だけ。
土中の生物相が貧弱だと日本社会同様こうなります。
こちらは土が出来たところの白菜。寒冷紗で覆っていますが、与党虫や、ナメクジ、カタツムリ
はいます。多少は食べられますが中身に至っては全くの無垢状態。
これで、完全な無農薬です。信じられますか?私はやってみるまで信じられませんでした。
トラクターも耕耘機もいらず、肥料代も殆どかからず、農薬代など皆無。
自然栽培の家庭菜園をやらない手はありません。ただ、土が出来るまでには我慢と辛抱
多少時間はかかります。
因みに私の畑は長年の耕作放棄地に加え、除草剤の散布地であった事から、かなり余計に
時間がかかった事は否めませんが、普通の地ならば、最初だけ牛糞堆肥を使用し数回
耕作を続ける事でこのような畑になるようです。除草剤も殺虫剤も使わず、植物性の
堆肥と出所が明らかな有機肥料だけで後は簡単に安全で美味しく健全な野菜が取れますよ。