夏にトウモロコシを栽培した場所は、アワノメイガの被害と獣害を避けるために
ハウスを組み、全部を寒冷紗で覆い、トウモロコシの無農薬栽培を実践した場所
後作でトウモロコシの残瑳を畝間に敷き詰め、雑草を畝に敷き詰めて白菜を定植
大分前に収穫時期は来ていたのだが、暫く放っておいたものを、来年のトウモロコシ
の為に、畑作りをかねて収穫した。
ヨトウ虫も青虫も被害はなく、ナメクジによる食害は多少発生したが、結構な大きさに
結球した。
来年の土づくりと防草をかねて、収穫した畝には昨年より、「くただ」を敷き詰めていたのだが
今年は台風の影響で、くただの原料、稲藁が乾かずに「なわない」の始まるのが大幅に遅れ
結果、ようやく「くただ」が貰えた。
これから、「くただ」を毎週のように頂きに行って、畑に敷き詰める予定。
トラックから降ろしたくただは、一ヶ所に野積にして於いて、必要な場所に運んで使う。
これからの土作りに向けて、かなり大量のくただが必要になるが、なわないの農家さんでは
不用品のために、回収はむしろ感謝される。
白菜を収穫した後の畝には、不要の白菜の葉っぱや根っ子は残したままに上から
くただをかぶせて、来春の用土化と益虫たちの住処提供、春先の白菜(しろな)
生育を狙う。
くただの下には七つ星テントウムシなどがよく越冬する。
今日は、収穫した白菜の残りの葉っぱにも数匹越冬していたので、そっとくただをかぶせた。
本当は、もっと早い時期に準備するのだが、台風の影響では仕方がない。
10個の白菜を軽トラに乗せて、後は冬囲いして今冬の鍋とキムチ、漬け物となる。
多少、面倒ではあるが、寒冷紗で覆い尽くしたハウスは風にも強く、害虫や害獣の食害にも
強い上に風媒作物でも問題なく、水やりなどの管理も路地と変わらないので、無農薬には
もってこいの様に感じる。
もっとも、有機栽培で牛糞や鶏糞などの窒素肥料分を植物性のものに頼る事で、害虫などの
被害はかなり軽減できるし、自然栽培に近づけば近づくほど農薬の必要性は感じなくなる。
ここの畑では、7年間でアブラムシの発生は初期の2年間だけで空豆さえアブラムシは
発生したことがない。
二十八星テントウは必ず発生するが、大量の七つ星も発生するせいか、食害は殆ど
見られない。
全ては土が勝手にやってくれている事で、人間はその手伝いをすれば、作物は
健康に育ち、美味しくお裾分けを与えてくれる。
最後に、多少写真が良く取れたので、絹さやの幼苗に育った冬越しの苗を再掲載
真ん中の苗は蒔いたものではありません。
今年の春のものから落ちた種から勝手に発芽してきたいわば野良サヤエンドウ♪