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カテゴリ:誰でも出来る家庭菜園自然栽培
先日収穫したトウモロコシ。
寒冷紗ハウスの天井が低いために、雄花が天井まで達してしまい受粉が今一つ悪い。 大きさも販売されている物の70~80%程度が殆どの出来だった。 トウモロコシは無農薬の場合殆どアワノメイガに食害されるため 栽培には工夫が必要で家庭菜園では難しい面があります。 風媒花ですので自然の力を借りて受粉する訳ですが、雄花の花粉に 害虫が誘われ、雌花に産卵、卵が孵り、幼虫の食べ物がトウモロコシという よくできた自然の采配です。 そこで、キュウリ棚用のパイプを利用してハウスを作り、表面には寒冷紗を 貼り、害虫だけを寄せ付けない様にして、数年前から栽培しています。 例年、ブログに書いていますが、この方法が一番無農薬のトウモロコシ栽培 には向いているのかと感じています。 尤も食害されたトウモロコシを気にせず食べられるならば、普通に栽培しても 十分なものは採れますが、近年は害獣の問題もあり、ネットで囲んだりするならば 寒冷紗ハウスも一度作れば暫くはそのままで良い利点があります。 自然栽培に近い栽培方法のため、同じところでも連作障害は今の所起きてはいません。 難点はキュウリ棚用のパイプを使うと高さが足りなくなる事、ハウス内が狭い事で 作業が窮屈な事です。ただ、値段が極端に安く作れますので多少の不便は 止むを得ないかと。 このハウスで一万円まで掛からない位の材料費です。 リンゴを試しに収穫しました。 昨年までは無袋でやっていましたが、これは今の所無理と諦め、今年から試しに袋をかけた のですが、まるで出来が違う。 昨年の収穫も使える事は使えますが、昨年に比べると比較にならない。 リンゴなど果樹の無農薬栽培も大変に難しいみたいですが、畑に一切の農薬を 入れない事を続けると、それだけで出来が変わってくる事は確か。 黒豆も枝豆として収穫し始めましたが、今年は今の所枝豆に虫が一つも入っていない。 自然の力だけで作物の栽培を続ける事で生物の多様性が増し、それぞれの相互作用で 栽培が成り立っていると感じています。 収量や大きさ、形、色などは今の所販売品と比べると遜色ないとまでは言い切れませんが 克服できるように感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.09.03 16:04:25
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