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カテゴリ:業者の選び方
まず注文住宅を建てる場合、多くの人はこう選んでいるのでは?と思います。
「部屋はいくつで広さはこれだけで、キッチンはどこどこの何で、床材は何で、トイレ・バスは○○で水栓は何で、この仕様でいくらになりますか?」 施主が希望の仕様を語り、それにしたがって業者はプランをたて、概算見積もりを提示する。 何社も見積もりを比較して、金額で決定する。 これは新婚さんが量販店で家電を揃えるのに、「TVは何で冷蔵庫は何で。。。まとめていくらになります?」と同じではないでしょうか? 家電はもう完成したものですので、値切ったからと言って商品が変わるわけではないので、できるだけ値切りたいです。 しかし、注文住宅はこれから作る物ですし、すべての施工方法や材料を指定して、見積もりを確認するのは難しいと思います。 値切れば値切った分どこかで安い材料を使ってコストダウンされるのではと思いますし、しないのだったら最初の見積額はふっかけられた?と勘ぐってしまいます。 この選び方で一番安い業者に選んで、自分たちの暮らしに合った家ができるのか不安になります。 家の価値は設備の豪華さではないと思います。いかに施主家族の暮らしにあっているかだと思います。 欲しくない余計なモノがたくさんついていてもそれは価値があるとは感じません。設備が多少貧弱でも考え抜かれた、家族の暮らしにあった空間のほうが価値が高いと感じると思います。 家は設計で大きく変わります。同じ敷地に建てるにもずいぶん変わります。 業者選びは、自分たちのこれからしたい暮らしをいかに理解して、それをどういう工夫で家に実現するかを熱く語れるかが評価ポイントだと思います。 このためにもじっくり自分たちの考えを伝えることが必要です。金額で評価するだけなら何社にも声をかけてセレクションできますが、 じっくり対話が必要なこの方法はたくさんの業者を相手にするのは時間がかかりすぎます。せいぜい3社くらいでしょうか? しかし、この方法で契約前にしっかり想いが伝わって、この業者に建ててもらいたいという気持ちになれば、きっと満足できるこだわりの家ができると思います。 コストダウンはそのあとじっくり見積明細を見てやればいいと思います。 家をバーゲンプライスのような設定にするところは安心して任せられません。 住宅業界はクレーム産業だと思いますので、建てた後も気持ちよく対応してくれて、よい関係で長く付き合っていけるところも選ぶ大事なポイントだと思います。 ただ注意しなければいけないのは、いくら熱く語れてもその工事をやったことがないのは不安です。 技術的に問題でなくても、普段やったことのない施工をすると仕上がりがやっぱりよくないと思います。 職人さんもやっぱりやりなれた仕事は品質もいいですが、めったにやらない施工は品質に不安です。 自分たちがイメージする家を普通によく建てているところも選ぶポイントです。 (我が家は基本的には大満足なんですが、こまかな仕上げ部分で、その工務店の標準仕様と変えたところはやっぱり施工もいまいちですし、工夫もありません。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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