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April 11, 2006
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カテゴリ:教育

「なぜ勉強しなければならないの?」

「なぜ靴はそろえなければならないの?」

「そんなの人それぞれ自由でしょ?」

「いちいちうるさく言わないで!」

子どもを動かすためには教師は「手垢にまみれた言い方」を避けることが大切だ。

つまらない大人がずっと子どもに言ってきた「うんざりする言葉」をさけ、子どもが納得する表現をしなければならない。「表現を磨く」努力が必要だ。

そのためには、どうやったら子どもは分かってくれるだろうか、言葉は届くのだろうかと四六時中考え、子どもに一所懸命になることが何よりも大切だ。

毎日子どもに話をしていると、「あ、全然伝わらなかったな」とか、「え、分かってくれてるやんか」と子どもの表情や行動の変化で分かるものだ。

うまくいったものはなぜうまくいったのか、うまくいかなかったものはどうしてそうだったのかを考える習慣を持つと「説得力」というものが段々と生まれてくる。技術だけでなく「雰囲気」までも説得力になっていくものだ。

30歳までは割合と生徒というのは自分のことを慕ってくれる。「若さ」というのは神様の与えてくれた素敵な贈り物だ。未熟さをカバーしてくれる。

しかし、それに思い上がり、教師修業をサボると年を取ったときに生徒は一気に離れていく。親も若い先生の未熟さは多少許してくれるが、年を取ってなお未熟な先生を許してはくれない。

若くてちょっと生徒がついてくるだけで若い先生は絶対に思い上がってはいけない。結構若い先生のお説教は「手垢にまみれた」表現だったりすることが多い。それが利くのはあと数年なのだ。






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Last updated  April 11, 2006 03:59:28 PM
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