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テーマ:塾の先生のページ(7832)
カテゴリ:教育
冬期講習明けから入塾してくれた生徒達が初めて「復習テスト」を受けた。 内容は「不規則変化動詞」の表。日本語だけが与えられていて、「原形」「過去形」「過去分詞」を書くテスト。全部で56問あった。(ちなみに「過去分詞」のことを「過去分詞形」という人がいるけれどあれはよくない) 以前からの塾生達は満点か、1、2問間違いだった。 以前からの子は、こういうテストのときはどれだけきちんとしておかなければならないかという「空気」を理解しているということだろう。「次これテストね」という一言で、「きちんとやらねばならぬもの」だと理解しているのである。 軽く言った言葉でも、「重く」受け止められる子は伸びる。 新入塾生の子たちも頑張って50問以上は合わせていたのであるが、2名だけ6割くらいしかできていない子がいた。 50問以上できていた新入塾生は塾の「空気」を瞬時に読んでいたということだ。これはこれで凄い力だと思う。 残りの2名はまだ「甘さ」が残っているということだろう。テストの結果からその2人に大変力があるは分かっている。できないということはない。入塾したときに「意識のチェンジ」がきちんとはできていなかったのだろう。 最初の「伸び」はこの「意識のチェンジ」だけでできるものである。逆に言えば、そこができていないと伸びることは難しい。 ここで「カミナリ」を落としてやらせても「意識のチェンジ」にはならないのでうまく指導していかなければならない。この「不規則変化動詞」のテストをうまく使って、2人の意識のチェンジをうまくやっていきたい。 最初のテストを「不規則変化動詞」の暗記物にしたのも、実は意味がある。英語の学力はほぼ関係がなく、真面目にやりさえすれば誰でも良い点が取れる、エクスキューズが出来ない類のテストだからだ。 「やってるのにできない」なんていう幻想は捨てなければならない。「やってないからできない」「自分は甘かった」ということを認めるところからしか成長はない。 こういうことを受け入れる経験は子どもの頃の方がずっといい。大人になると頑なで、なかなか受け入れることができないものだ。学力を伸ばしながら、人としての基礎も学んでもらいたい。 ちなみに、今日が『再テスト』の日である。1回目の合格点は「2問間違いまで」としてある。(甘いかな?)
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Last updated
January 17, 2007 10:58:12 AM
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