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テーマ:塾の先生のページ(7832)
カテゴリ:教育
少し乱暴な論になってしまうが、勉強ができるようになるためには「勉強時間」を増やすだけでは足りないと私は思っている。 何でもそうだが、「成果」を出すためには「熱」が必要なのだ。 時折「熱」を持たぬまま、勉強時間だけを確保している子がいる。 (つまり嫌々やっている子だ) 残念ながら、それでは「成果」は出ない。 「熱」は心の中に小さな火が灯されてないと発生しない。 「頭の中がそのことで常にいっぱい」でないと「熱」は維持できない。
生徒が勉強に「熱」を持っているかどうかを確かめる簡単な方法がある。
その子が「勉強」についての話題を多く出すかどうかを見るのである。
頭の中が勉強で常にいっぱいな子は勉強の話題がしょっちゅう出てくる。 「勉強」の熱を灯している子は、先生との会話でも、家庭での会話でも、「勉強」のことが出てくる。 「あとこんだけやらないといけないのに、まだここまでしか進んでない」 「証明のところであと一歩言葉足らずになってしまう」 「今日は後3時間くらいやれるかなあ」
頭の中にあることは「言葉」となって浮き出てくることが多い。 だから「勉強のことで頭がいっぱい」の子は勉強の話が多くなるのである。
ただ問題はどうすれば「熱」を持つことができるのかということである。 これは難しい。 なかなか狙い済まして生徒に「熱」を持たせることはできない。 確実にそれを持たせることができる先生がいたら、その先生の弟子になりたいくらいである。 唯一つ思うのは、頭の中のことが言葉になりやすいのであれば、逆のルートを辿ることは一つの方法だと思う。 つまり、「勉強の話題」をできるだけ口にさせるのである。 言葉は人に大きな影響を及ぼす。 「勉強をやる子のグループ」の中にたまたまいると、勉強をあまりしない子も、影響を受けて何となく勉強をやり出すというのはよくあることだ。 そのグループの中にいると、勉強の話題が出ることが多いのだろう。
こういうことをもう少し有効に活用できないかなと思うことがよくあるのだが、実践方法までにはいたっていない。
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Last updated
February 21, 2007 03:41:06 PM
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