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実は僕、マルタ・アルゲリッチというピアニストがとても好きなのですが、その彼女のCDの中でも特に好きなのがこれです。
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ラヴェルは生涯に2曲しかピアノコンチェルトを書いていません。一曲目が「ピアノ協奏曲」で、二曲目が「左手のためのピアノ協奏曲」です。このピアノ協奏曲の第2楽章というのがとてもおすすめなのです。1楽章は「むち」がパーン!とはじける音から始まり、3楽章もとてもにぎやかに終わる曲なのですが、その途中にはさまれる第2楽章、これが他の楽章とは全然違ってものすごくしっとりとしていて素晴らしいのです。 恥ずかしい話ですが、僕が昔アルゲリッチのコンサートに行った時、2楽章でついつい寝てしまったのですが、そのことを音楽好きの先輩に話したら、「でもあの曲、2楽章が良いんじゃない」と言われました。確かにその通り。一生後悔ものです。 ゆっくり目のテンポでまるで赤ちゃんをあやすような、子守唄のような叙情的な旋律が続くのですが、アルゲリッチが弾くピアノはとても透明感があり、心の底に響きます。あまりにも美しいので聴いているとついつい音楽に引き込まれ、心がざわざわとかき乱される、そんな気すらします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2001.08.30 22:42:44
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