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どうしても深夜にしか日記を書けないので、「よし、書こう!」と気合を入れて書いています。でも睡眠時間も欲しいし…なかなか難しいところです。
深夜に書くことが多いせいか、あまりニギヤカな曲をご紹介できていない気がします。今日もその例にもれず、静かな、でもとても骨太の曲です。 バルト-ク:ヴァイオリン協奏曲第1番 バルトークの二つあるバイオリン協奏曲は、同じバイオリン協奏曲でありながら、ずいぶんと内容の違ったものになっています。 今回ご紹介させていただく第1番は、最初からいきなり独奏バイオリンと弦楽器の静かな掛け合いが延々と続きます。しかも、テンポは非常に遅く、初めて聴くとまるでお経を聞いているかのような錯覚にすらとらわれるかもしれません。 でも慣れてくると、主旋律としてのメロディを追うのではなく、オーケストラ全体を一つの楽器として聴いたほうが面白いということが判ってきます。バルトーク特有の、各弦楽器の旋律があたかも複数の糸のように複雑に絡み合い、それが一つのタペストリを作り上げるかのような、そんなカラクリが判ってきます。すると、いつのまにかバルトークの世界の虜になってしまうのです。 バルトークというと激しい旋律などが印象深いかもしれませんが、僕はこの弦楽器の旋律の、静かな絡み合いこそがバルトークの醍醐味なのではないかと思ったりもするのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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