テーマ:コーラス(2701)
カテゴリ:合唱
私の好きな合唱曲(オケ付き)最後の3曲目は
オルフの「カルミナ・ブラーナ」です。 「モツ・レク」「ヴェル・レク」ときたのでここでフォーレの「レクイエム」がきて 三大レクイエムの完成かな?と思った方は残念ながらハズレでした この曲はとにかく楽しい!の一言。 ハチャメチャな歌詞にリズム系の音楽…いつの間にかタテノリで歌っちゃってます 1803年、バイエルンにあるベネディクト会のボイレン修道院の図書室から 古い歌を集めた写本が発見されました。 この写本は12世紀から13世紀の間に書かれたようで、この修道院を訪れた学生や修道僧たちによる 怒りや恋愛、酒や性、パロディなどの世俗的な歌、約300編がかかれていました。 この写本は1847年に「カルミナ・ブラーナ」という題名で編纂され詩歌集として出版されました。 オルフがこの詩歌集から24編を選び、混声合唱、少年合唱、ソプラノ・テノール・バリトンのソリスト、 打楽器や2台のピアノが大活躍する大規模なオーケストラ編成で曲を付け 1936年に「カルミナ・ブラーナ」が誕生しました。 初演は1937年にフランクフルトのフランクフルト歌劇場で行われました。 オルフは後に「カトゥーリ・カルミーナ」、「アフロディーテの勝利」を書き上げ、 これらを三部作『トリオンフィ(勝利)』としてまとめる事になります。 さて1曲目(最後にもう1度歌われる)の「O FORTUNA(おお、運命の女神よ)」 この曲も「ヴェル・レク」の「Dies irae(怒りの日)」と同じように TVや映画で盛んに使われています。絶対に聴けば「あぁ、この曲か」と思いだします。 いきなり前奏なしの声量全開の合唱から始まります。 そして5小節目「semper crescis,aut decrescis,vita detestabilis~」からすでにタテノリリズム 「つかみはO.K!」という出だしです。 とにかく聴いている者を飽きさせない展開。 「ヘイッ!」「ハッハッ!」「イヨッ!」などの掛け声?で終わる歌詞の数々… 「いい曲だなぁ~」と思う曲はあるけど「面白い!」と思った曲は この「カルミナ・ブラーナ」が初めてでした。 私の個人的に好きな曲は14曲目 「IN TABERNA QUANDO SUMUS(酒場に私がいるときにゃ)」の男声合唱の部分 「さぁ!見せ場だ」といつも勝手に盛り上がりノリノリで歌ってました。 そして忘れてならないのが12曲目 「OLIM LACUS COLUERAM(昔は湖に住まっていた)」のテノールソロ 丸焼きにされながら歌う白鳥の役です。 私の個人的な意見ですが…このソロは誰が歌ってもいいというものではない! 篠崎義昭こそハマリ役!! この曲はハイDが出てきます。この音を実声で素晴しくいい声で歌うテノールとも共演しましたが、 やはり篠崎先生の搾り出すようなファルセット、体を張った怪演!強烈です!! ←こんな顔して歌ってます。まさに丸焼きにされながら歌う白鳥そのもの! いつも本番ではソロのバックで歌っているので後姿しか見れないのですが TV放映された演奏会を見て衝撃を覚えました。 篠崎先生が歌う「カルミナ・ブラーナ」は是非、会場で聴いてください。 「目で感じる音楽もあるんだ」と思いますから。 ※篠崎先生ごめんなさい馬鹿にしているのではなく、素晴しいと思っています。 「カルミナ・ブラーナ」はクラシックは苦手だなと感じる方でも楽しめる曲だと思います。 バンド系やクラブ系の音楽をしている方でもハマルと思うよ! クラブで「O FORTUNA(おお、運命の女神よ)」流したら絶対ウケル!(と思う) これを見たDJの方、一度試してみてください。 「最後に勝手に名盤」のコーナーです。(名前付いたんだ?) CDはヨッフム指揮の演奏 こちらは小澤征爾指揮のDVD
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