テーマ:音楽のお仕事♪(1691)
カテゴリ:声楽・オペラ
いよいよ明日10/1が本番のオペラ「ちゃんちき」
今日(もう昨日になってしまいました・・・)はゲネプロが ありました。 オペラ「ちゃんちき」は 作曲:團伊玖磨、台本:水木洋子の作品で 1975.10.13 東京文化会館にて初演されました。 このオペラは、父と子の愛と相克をテーマに、 きつねの親子をオペラで表現することを通じて 愛や葛藤、自然との共生、通らなくてはならない 自然の摂理である世代交代などを描いた、 命について強く訴えかけている作品です。 「狐とかわうそ」「しっぽの釣り」といった 民話を下敷きにしています。 ここでオペラのあらすじをちょっとご紹介 狐の父親“おとっさま”は甘ったれの仔ぎつね“ぼう”に化け方を教えるが、 一向に一人前にならない。 餌の少ないこの岩山では、化け方を身につけなければとても生きていけないのだ。 そこで実地訓練とばかり、親子は美女に化けて、獺夫婦のところに出かけていき、 まんまと魚にありつく。 「呼ばれ合いをしよう」という美女の言葉に、獺夫婦は翌日山へ行くが、 そこで騙されたことに気付く。 やがて厳しい冬の到来。 飢えた“ぼう”を見るに忍びず、おとっさまは再び美女に化けて 獺のところに出かけていき、魚の獲り方を教えてくれと頼む。 獺だってもう騙されはしない。 「凍てつく真夜中、湖の真ん中に穴掘って、そこに尻尾を入れておけば魚がたくさん獲れる」 と逆に狐を騙す。 さっそくおとっさまは湖に出かけ、一晩中尻尾を水の中に入れたまま氷の上で我慢する。 父親を探してやってきた“ぼう”に「大漁じゃ」といって尻尾を引くが、びくともしない。 凍り付いてしまったのだ。 そこへ「あの古狐をやっつけろ」とばかり人間たちが襲ってくる。 捕まった“ぼう”を助けようと、おとっさまは自分で自分の尻尾を引きちぎり、山へ逃れる。 しかし傷ついたおとっさまは動けない。 この様子を見ていた“ぼう”は、 「おとっさま、ここで待っとれや。わしが餌を獲って戻ってくるで」 と凛々しく立ち上がる。 「よう云うた。気を付けて行けや」 おとっさまは“ぼう”が一人前になったのが嬉しくてたまらない。 が、この雪の中、“ぼう”が餌などそうたやすく獲って帰れないことを知っている。 最期の別れだ。おとっさまは去りゆくぼうを少しでも長く見ていようと、 尻尾のない躰を引きずって高みに登り、やがて力尽きて雪の谷間に落ちていく。 この時、遠くから「ちゃんちき」の音が響いてくる。 それは滑稽な中にも、躍動する「生命」を感じさせる音色であった。 今回家内は“狐の化けた美人”役で出演します。 このオペラシリーズも今年で4回目を迎えますが 過去3回は“ヘンゼル”役×2、“タミーノ”役と ズボン役(男装する女性歌手の役柄)と男性役でした。 が、今回はまとも?な女性役! しかも「美人」と付いている・・・ そして着物の衣装の下には 私生活では絶対に履かない「ミニスカート!」 本人はプレッシャーみたいです “狐のおとっさま”役には 勝部太先生 う~ん、燻し銀の渋さです。 舞台上に立っているだけでカッコイイ! この“狐のおとっさま”が美人に化けた時の役を 家内が演じています。 ラブシーン?もあります 獺に、「魚の獲り方を教えてくれ」と頼んでいる場面です。 お色気で迫っています。 お相手は“獺のかわ兵衛”役の 片山将司さん 2?歳 若いツバメってやつですか・・・ 我が息子も頑張ってます! 彼も3年前の1回目から連続出演中! 4歳の時、このシリーズでオペラの初舞台を踏みました。 今では生活の1部が「音楽」になっている でも将来の夢は「大工さん」になる事・・・ 明日10/1が本番です! 大泉町文化むら 大ホールにて 14:30開演 ご来場お待ちしております! 團伊玖磨 歌劇「ちゃんちき」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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