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テーマ:剣道やろう!(847)
カテゴリ:稽古
自分が、鬼道場に入門する前の話である。 何回受けても五段に受からなかった頃、コソッと鬼道場を見に来たことがある。 ここは、名門道場で 敷居が高いのと 稽古が厳しいのが、有名で遠くからでも沢山の人がやって来ても 近くの人は、恐ろしいのであまり来る人はいない。 もちろん、その事は、自分も知っていた(どんな、稽古するのだろう?) ここでの稽古は、形稽古の後、切り返しとメン打ちばっかり。。。 戦前の武専や、国士舘では、こんな、稽古をしていたと、聞いた事は、あるが、今時こういった稽古をしているのを見るのは初めてであった。 だが。。。。一見、小学生の剣道のようにも見える。 目を疑った! こんな稽古で上達するのだろうか? 半信半疑であったが、五段に受かる為,藁にもすがりたい気持ちで鬼道場の門を叩いたのである。 稽古をやってビックリ!本当に目から、が出る事があるのだ。 気の遠くなりそうなキツイ稽古の日々であったが、そこを我慢して遣り通したのだ。 別に来たく無い奴は、来なくてもいい。頑張るもサボるも勝手、途中で帰っても構わない。 それは、一見、自由に見えても、己に勝てない奴は、脱落してしまう。そんな厳しい世界なのである。 鬼道場では、試合に勝つ事ばかり考えていたら、田舎者の剣道と言われる。 そんな事より、未来の自分の成るべき姿を目指して稽古に励むのだ! 真っ直ぐな、メンを打てるようになること! 上手に切り返しが出来るようになること! 簡単そうで、簡単ではない。 何百回も同じことを 繰り返し稽古すること(百錬自得)が、本当の鬼稽古である。
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