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テーマ:剣道やろう!(850)
カテゴリ:技術
自分は、鬼道場で、六段を目指して稽古していた頃、舘長先生から「構えた時、姿勢が悪い!」といつも言われてました。 どんなに意識して真っ直ぐ構えようとしても、前傾姿勢になるのです。 「どうすれば、真っ直ぐ構える事が出来るのか」という、微々たることだけど 大きな問題として取り組んでました。 腹を前につき出してみたり、ムチャクチャに胸を張ってみたり、兎に角いろんなことをやったのです。 今となっては自分でも笑えるなぁ。。。 そんなとき、たまたま買った剣道時代。 目から鱗が落ちた話が載っていたのです。 2003年10月号 宮崎県剣道連盟理事長 甲斐清治範士の記事。 甲斐範士の足の使い方の特集(引用します。)
王貞治のフラミンゴ打法と共通 右足を上げて「ため」をつくる その内容は、甲斐範士が、稽古しているときの話 なにげなく右足をフッと上げたところへ相手がメンを打ってきました。 右足を上げたのを、動いたと思ったのでしょう。 とっさに私が竹刀を振り上げて下ろすと、相手の出ばなを捉えるかたちになりました。 動作では遅れていましたが、右足の踏み込みと手が一体となって一瞬早く私のメンが決まりました。 体が、スムーズに出れたので、こちらの方が、自分にあっているのではないかと思いました。 以下、省略。。。
甲斐先生は、右足をわずかに上げて「ため」をつくるためにこの方法をやってこられたのです。 hikaは、その時「 カッコヨカ~」と思い 一本足打法に取り組むようになりました。 甲斐先生とは、違うけど hikaの一本足打法を 教えます。 ★hika流一本足打法★ 左足で片足ちになり(かかとは上げておく)右足は、つま先を少しだけ床にそえる程度で構える。 打つときは、右足は、少し浮かせておいて、相手の様子を見る。 相手がメンに出てくるとき、相メンを打つ。
☆一本足打法は、ナゼ良いのか☆ ● 構えた時の姿勢が悪いのが、直る。 自分は、体重を右足にかけて左足のカカトを高く上げた構えをしてました。 だから前傾姿勢だったのです。 それを一本足打法に変えると、体重は、左足にかかり、左足のカカトは、低くなります。 姿勢は、何の意識をしなくても真っ直ぐになるのです。 周りから、姿勢がキレイだと、言われてます(自画自賛)
● メンが、早く打てる秘密 右足を上げての構えは、すでに、打突の体制に入っているから、右足を床に付けてから打つのより早いのです。
甲斐先生の記事によると、高齢者の手と足が一致しないのが、治るそうで、腰の負担が、軽減するので、年寄り向けでもあるそうです。
ともすけたかちゃんさんの行ってる道場では、「左足で片足立ちになり踏み込む」練習をしている。との事です。 流石ですばい
自分は、一本足打方を身に着けているものの、剣道教室の小学生達には教えていない。 他の先生達に一本足打法なんて、「邪道だぁ~」と言われそうですから。
自分の記憶の中では、一本足打法より凄いメンの打ち方を熊本県出身の先生から聞いた事がある。 その先生は、凄くメンが、早いので、hika「どうやったら、そのように早いメンが打てるのですか?」 聞いてみた。 先生曰く 「両足で蹴る!」 その稽古を自分なりにやってみたのですが、うさぎじゃあるまいに 出来んかったです。 両足で跳ぶから、熊本は、剣道が強いのだと思っていた。 月日が、経って鬼道場で 稽古している熊本県人に 聞いてみた。 hika「熊本県人のメン打ちは、両足で、蹴るとねぇ~?」 熊本県人「お前、熊本県人をバカにしようやろ~」 と言われた。 でも熊本県人のメン打ちのイメージって 両足で跳んでるように 見えるなぁ~。 やっぱり、世の中は広い。 メン打ちも色々ありそうです。
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