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テーマ:剣道やろう!(850)
カテゴリ:技術
4月10日(日) 先生の話。
「Y田君は、ただ真っ直ぐに攻めて、真っ直ぐに打ってくるだけ。 そんな事では、自分の構えは、崩せない。ハッハッハ~」 それで、先生が、昔、鬼道場の偉大な八段範士の村山先生から、習われた攻めについて、説明された。 先ず、相手が、一歩攻めると、右に一歩寄る。 もう一歩攻められると、左に一歩寄る。 相手から見れば、逃げているようで、攻められている。 構えをいつの間にか、崩されてしまう。 右に左にと、僅か、数センチずつ、前に、前にと、ジグザグに攻めるのである。 この攻め方は、ブロ友の正剣不滅さんの話によると扇攻めと言うそうである。 今度の試合で、試してみるか
話は、むか~し自分が習ってた若久少年剣道教室。 広光先生の言葉に注目して欲しい。 (この先生も鬼道場師範だった事がある。)
「相手と同時にメンを打つとき、相手より速くメンを打て」 稽古の時にいつも煩く言っておられた。
自分が、三段を合格した時、喜んで広光先生に報告に行った。 「先生、三段合格しました。」と言うと、 「ワシは、そんな剣道を教えた覚えは、無い。そんなことでは、四段になれない」とカンカンに怒られた。 皆さん、三段合格して怒る先生 どう思いますか その時どんな、立ち合いをしたかというと、三回、相メンのチャンスが、あったのに、相手が、強かった為、三回とも、打たれてしまった。 「相手が、強いから、しょうがなかろうもん。」と思った。 しかし広光先生の教えは、後になってようやく解ってきた。 月日が経って、自分は、昇段審査を受けるたびにこのことを思い出しては、相手より速くメンを打てるように今でも頑張っているのだ。
◆広光先生の話で、今でも覚えていること◆ 自分が、中3の時、福岡商業高校が、玉竜旗で優勝した。 このとき、若久剣道教室のK先輩は、福岡商業のキャプテンだった。 だけど、補欠。凄く強い先輩なのに一回も試合に出させて貰えなかった。 後輩に選手の座を譲ってあげたのだ。 オレなら、イジケル。
若久剣道教室の稽古が、終わって広光先生は、皆の前でK先輩を祝福した。 「お前が、補欠になってくれたから福岡商業は優勝したのだ。おめでとう」 オレ、うれし涙が込上げて来たバイ。
昔の先生は、素晴しかったなぁ~。
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最終更新日
2011.04.13 21:50:32
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