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鬼道場日誌...(時々,温泉)

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2011.04.13
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カテゴリ:技術

 4月10日(日) 怒ってる先生の話。

 

「Y田君は、ただ真っ直ぐに攻めて、真っ直ぐに打ってくるだけ。

そんな事では、自分の構えは、崩せない。ハッハッハ~」

それで、怒ってる先生が、昔、鬼道場の偉大な八段範士の村山先生から、習われた攻めについて、説明された。

先ず、相手が、一歩攻めると、右に一歩寄る。 もう一歩攻められると、左に一歩寄る。

相手から見れば、逃げているようで、攻められている。

構えをいつの間にか、崩されてしまう。

右に左にと、僅か、数センチずつ、前に、前にと、ジグザグに攻めるのである。

この攻め方は、ブロ友の正剣不滅さんの話によると扇攻めと言うそうである。

今度の試合で、試してみるか?

 

 

 話は、むか~し自分が習ってた若久少年剣道教室。

広光先生の言葉に注目して欲しい。

(この先生も鬼道場師範だった事がある。)

 

「相手と同時にメンを打つとき、相手より速くメンを打て!

稽古の時にいつも煩く言っておられた。

 

自分が、三段を合格した時、喜んで広光先生に報告に行った。

「先生、三段合格しました。」と言うと、

「ワシは、そんな剣道を教えた覚えは、無い。そんなことでは、四段になれない」とカンカンに怒られた。

皆さん、三段合格して怒る先生 どう思いますか?

その時どんな、立ち合いをしたかというと、三回、相メンのチャンスが、あったのに、相手が、強かった為、三回とも、打たれてしまった。

「相手が、強いから、しょうがなかろうもん。」と思った。

しかし広光先生の教えは、後になってようやく解ってきた。

月日が経って、自分は、昇段審査を受けるたびにこのことを思い出しては、相手より速くメンを打てるように今でも頑張っているのだ。

 

      ◆広光先生の話で、今でも覚えていること◆

自分が、中3の時、福岡商業高校が、玉竜旗で優勝した。

このとき、若久剣道教室のK先輩は、福岡商業のキャプテンだった。

 だけど、補欠。凄く強い先輩なのに一回も試合に出させて貰えなかった。

後輩に選手の座を譲ってあげたのだ。

オレなら、イジケル。

 

若久剣道教室の稽古が、終わって広光先生は、皆の前でK先輩を祝福した。

「お前が、補欠になってくれたから福岡商業は優勝したのだ。おめでとう!

オレ、うれし涙が込上げて来たバイ。涙ぽろり

 

昔の先生は、素晴しかったなぁ~。

 






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最終更新日  2011.04.13 21:50:32
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