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テーマ:好きな絵本教えて下さい(711)
カテゴリ:心にのこる映画
もうすぐクリスマスですね。ほとんどが冠婚葬祭のときだけ神道と仏教という国で「クリスマス」だけ騒ぐのもどうか、というか、なんでこんなに大騒ぎするようになったんだろう、と思っていたのですが、映画『三丁目の夕日』を観て、ちょっとわかったような気がしました。昭和30年代、まだどの家庭も貧しくて、子どもが何かたいそうなものを買ってもらえるということは滅多になくて、クリスマスとは年に一度、プレゼントをあげる親ももらう子も、心弾ませるときだったのですね。そんなすばらしいクリスマスが、日本社会のなかで息づいていったのも当然といえば当然なのでしょう。
我が家のクリスマスプレゼントは本でした。しかも、最初のプレゼントは、『どろぼうがっこう』。くまさかとらえもん校長と生徒達が繰り広げるどたばた劇なんです。「はーい、へーい、ほーい、わかりやしたー」という生徒達の気の抜けた返事や、「ぬきあし、さしあし、しのびあし、どろぼうがっこうの遠足だ」というどろぼうがっこうの遠足の掛け声を、子どもの頃の私はしょっちゅう口ずさんでいました。しかし、『どろぼうがっこう』を子どもへの最初のプレゼントにする親なんて! おかげで本好きな、かつ奔放な子として育ち、親には感謝しています。 追記:映画の原作、西岸良平さんの『三丁目の夕日』は愛読していますが、マンガのイメージが壊れるのが怖かったので、映画は観ずにおこうと思っていました。けれど、このブログにも時々遊びに来てくださるわちひめさんの丁寧な解説を読んで、映画も別物としていい、と知り、観にいきました。わちひめさん、ありがとうm(_ _)m 追記2:知人が、子どもが幼稚園のクリスマス会で「どろぼうがっこう」をやるといってました。やっぱり子どもって悪いことやいたずらほど好きなのかしら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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