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福内鬼外(月日が往く)

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2005年07月12日
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テーマ:高校野球(3681)
カテゴリ:野(のぼうる)球
また、熱い夏がやってきた。

8年前の高校野球地区予選千葉県大会決勝。処は、千葉マリン。
夢破れし時、9回最後のバッターになったのが123家【三男】だった。

スタンドで兄の姿を見ていた【四男】も(当時、小学5年生)
今や、現役野球部部員3年生。高校は違えど。

その四男が所属する野球部が4回戦を突破し、ベスト16。
次の戦いの舞台は・・・・・ついに来た、【千葉マリン】!!



常に積極的、声を出し、やる気、ガッツを見せ、
自分の実力を120%以上にアピールしていた【三男】。
足は決して速くなかったが、
自ら雰囲気をつくり、仕種で魅せ、遅さを走塁の巧さでカバーする。
塁に出ると執拗に牽制された、なんちゃって俊足ランナー。
堅守のセカンドレギュラー。

かたや、チーム一の俊足。
セフティーバントはかなりの確立で成功させる。
しかし、いかんせん、自ら前に出て行くタイプではなく、
他人を押しのけてでも、という気迫、競争意識が表に出てこない【四男】。
控えのセンター、代走要因。

おっとりとしたタイプで、闘争心に欠けているように見えるのだという。
町内会ソフトの監督でもあり、小学生の頃から指導してきた父にとっては、
歯がゆくてしかたないようだ。家で何度も怒鳴ったり、叱咤激励をしていた。
昨年、3年生が抜けた新チームでベンチ入りメンバーから外れた。背番号がもらえなかった。
レギュラーを見据えていた両親は、相当ショックを受けたようだ。
(四男の部活が生活の中心となっている)
しかし、当たり前だが一番こたえたのは本人だったのだと思う。
奮起を促す、監督の意向もあったのだろう。
それから取り組み方がかわったように思う。

応援してくれる人も多い。
「どうして、もっと出場させないの」と言ってくれる父兄も多いときく。
練習試合などで四男が活躍すると、母の携帯には次々とメールがくる。
四男を応援する為だけに、
遠い球場まで毎回足を運んでくれる方もいる。
先輩たちにも可愛がられているようだ。


Aシードが次々と消え、混戦模様の千葉県予選。
四男の高校のこの日の対戦相手は、最後に残ったAシード高だった。

先制される苦しい展開、四男の出番が来た。
【 代走 】
セカンドまで進むと、次打者は鋭いライト前ヒット!
打球が強すぎる。しかも正面だ。
しかし、四男は三塁をまわっていた・・・

セーフ。
かなりギリギリのタイミングかと思ったが、
カットした一塁手が若干もたついた為か、クロスプレーにはならなかった。
暴走と好走は紙一重だとよく言うが、今回は思い切りの良さがプラスに出た。
ようやく1点が入った。
この回は、それ以上点をあげることが出来なかったが、反撃の口火となった。
(試合後、OBの方々からお褒めの言葉を頂いたようだ)

9回裏、二点差を追いつき同点。
その後、無死二三塁でスクイズ失敗、サヨナラの絶好機を逃す、
という信じられない采配、展開になるも、
10回裏、二番バッターの2試合連続となるホームランでサヨナラ勝ち!

ふぅ~、際どい勝負。
信じられないプレー、ミスが双方に出る。審判のジャッジも怪しい。
傍から見たならば、いろいろと注文をつけたくなるような試合。
エースを温存したかったのか、相手高の投手交代タイミングの拙さにも助けられた。

が、負けたら終わりの高校野球。
当たり前だが、勝ったことが何より大きい。次に繋げたのが大きい。

まずは、ベスト16おめでとう。
これからも自信をもってプレーして欲しい。

でもまだまだこれから。ひとつずつ。
まずは、マリンで笑ってくれ。

次の対戦相手は、ここまで失点0。
しかもベスト16を決めた試合では、継投で9回ノーヒットノーラン。
まるでマンガだよ(笑)強すぎ。 
堅実で、とても安定感のあるチームだという印象。

それに対する四男の高校は・・・
はっきりいって荒削りで発展途上。監督の采配にもかなり疑問符がつく。
だが、一つ前の試合は7、8回に5点を取っての逆転勝ちだったし、勢いはある。
8年前の三男のR高もこんな危なっかしい(笑)チームだった。
チャンスはある。いけるぞ。

楽しみです。 はっきりいって仕事どろこではない。

過去の日記を紹介しておきます。

 ◆再三再四 03年07/29・・・123家の高校野球【1】
 ◆三男散ってまた四男 03年07/30・・・123家の高校野球【2】





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最終更新日  2005年07月20日 13時57分16秒
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