価値。
安っぽい三流小説のように、僕の不幸な出来事を笑う人もいる。まあ、それはそれで構わない。自分より不幸な人間を探して安心するならそれでも良いんじゃないかな。確かに、まあ。うん。僕自身、友達に見透かされたように…自分は不幸じゃないって言い聞かせてなんとか、このふらつく足場に立ってる訳だしな。だけど、それでも構わない。生きてるから。僕は、何度も死にたくなりながら生きてる。だから、自殺を考えてしまう人は僕の話しを聞いて欲しい。僕に話して欲しい。別に、「君より僕の方が不幸だ」とか言うつもりはない。ただ、乗り越える力は君自身にあるんだって事を、知ってほしい。唯一無二の君だから、生きていて欲しい。顔も知らない僕だけど君が、生きる足掛かり位にはなれるよ。きっと。と、いうわけで。春までにはカウンセラーの資格を取ろうと思う。母さんが亡くなった日に、再スタートをきれるように。僕は、きっと生きていくよ。僕の人生が幸福か不幸か、どれ程の価値があるかなんて僕次第、だから。