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カテゴリ:マーケティング
「心理マーケティングの技術」という本の中で、こんな問題が出されています。
●2人の少年が煙突掃除の仕事をしています。 やがて内部の掃除をおえた2人が煙突からおりてきました。 1人はススで顔を真っ黒にして、もう1人は顔に全くススをつけずきれいな顔で降りてきたのです。 さて、ここに『濡れタオル』がひとつあります。 あなたは、どちらの少年に、『濡れタオル』を売りますか? A:顔が真っ黒の少年 B:顔が汚れていない少年 いかがでしょうか? 理由も考えておいてくださいね。 ●回答です。 正解は、『Bの顔が汚れていない少年です』 マーケティングの考え方では、まず少年Aではなく、少年Bに売ろうと考えます。 少年Aは、自分の顔が汚いということに気がついておらず、一方、少年Bの方は、少年Aの顔を見たことによって、自分の顔をきれいにしたいと思っているはずだからです。 少年Bの方が、少年Aよりも「濡れタオル」を欲しがり、また売ったときに喜んでもらえる可能性が高いのです。 もちろん、少年Aに『濡れタオル』を売ることもできます。 鏡を見せるなどして、気持ちを変化さえることができれば、少年Aも濡れタオルに興味を示すことでしょう。 だから、本当はどちらも正解なのかも知れません。 ただ、 「欲しいか、欲しくないか」 「必要か、必要でないか」 それを決めるのは、売り手ではなく買い手の方なのです。 顧客サービスもそういうことだと思います。 相手のことを相手の立場になって、 徹底的に考え行動することが大切なのです。 歯科医院も、 形だけの『患者さんへのサービス』にならないように・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.07.06 21:09:50
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