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藤原大和の日本史徒然草

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藤原大和

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2014/05/12
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カテゴリ:社会問題
今回の「美味しんぼ」騒動ですが、福島の真実を語っているか否かは別にして、大きな問題点を内包していると思います。
それは、そもそも「美味しんぼ」はその題名の通り「食」について語る漫画であり、従来のグルメ漫画とは一線を引いた形だったからこそこれだけのヒット作になったわけです。
もちろん、「食の安全」や「捕鯨問題」「コメの輸入自由化」等、微妙な問題についても作者の意見をしっかり描いてきたことが読者の支持を得た原因だと思います。
しかし、今回の件は「食の安全」を語るのを逸脱し、反原発を主張している著者の暴走であると考えます。
「美味しんぼ」という大ヒット作は何故これだけヒットしたのか?
それは、読者が雁屋 哲を支持したのではなく、あくまでも「美味しんぼ」のストーリーや内容を支持しただけであるということです。
作者が自分の主張を発表することは、この日本では自由ですから構いませんが、「美味しんぼ」の場を使って主張することは「美味しんぼ」という作品自体を貶めることにもなりかねません。
私は「美味しんぼ」の愛読者ですが、雁屋 哲が左巻きなのを承知したうえで読んできました。
だからこそ、せっかくこれだけヒットした「美味しんぼ」が作者の暴走でダメになってしまうのは見ていられません。
雁屋 哲が反原発を叫び、「福島の真実」を語りたいのであれば、まったく別の場で主張すべきだと思います。





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Last updated  2014/05/12 07:40:29 PM
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